「例文は合わせて345例あり、すべてピンインが付されています。学習者はまず声を出して例文を何度も読み、ノートと訳文を参考にして文のしくみと意味を理解したうえで付属のCDを繰り返し聴いて、最後に日本語の訳文から直ちに元の中国語が滑らかに口に出てくるところまで漕ぎつけてください。」
これは、著者が「まえがき」で示した学習法と学習目標である。
「これによってあなたの中国語の基礎は確固たるものとなり、応用発展学習への揺るぎのない足場が組み立てられるはずです。もはやテレビやラジオを前にしても音声だけが素通りしていくことはありませんし、小説や新聞を手にしても活字の行列に圧倒され、どこで区切ってよいのかわからないということはないはずです。日常の手紙文や簡単なビジネス文書の組み立てに必要な基本的な文例も習得できるはずです。」
結果については実に力強く太鼓判を押している。
目次は、連動式述語文、把構文、兼語文2、受け身、使役、並列関係、連続関係、累加関係、選択関係、仮定関係、譲渡関係、条件関係2、因果関係、目的関係、逆説関係、相関関係と18項目に分類されている。
わずか127ページの文例集を暗記するだけで、著者の言うような世界が広がるのであれば、試してみない手はない。
しかし、言うは易し行うは難しである。日本語の訳文から直ちに中国語が口に出てくるには相当な集中力と根気がいる。
方法と目標と結果は示された。やるかやらないかは私次第である。