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精神科医がうつ病になった―ある精神科医のうつ病体験記
 
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精神科医がうつ病になった―ある精神科医のうつ病体験記 [単行本]

泉 基樹
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (33件のカスタマーレビュー)

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内容(「BOOK」データベースより)

支えとなるにはどうすればいいのか 偏見をなくしていくためには―悩めるすべての人に送る1冊。一度は離職しながらも、完全に復職した現役精神科医の衝撃的手記。

登録情報

  • 単行本: 182ページ
  • 出版社: 廣済堂出版 (2002/03)
  • ISBN-10: 4331508870
  • ISBN-13: 978-4331508879
  • 発売日: 2002/03
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (33件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 148,927位 (本のベストセラーを見る)
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66 人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 映画化、テレビ化、映像化は絶対に必要だと思います, 2006/8/31
レビュー対象商品: 精神科医がうつ病になった―ある精神科医のうつ病体験記 (単行本)
私は岐阜県の精神科で勤務している看護師です。アマゾンで「うつ病」で検索するとかなり沢山の本が出ています。しかし大抵が教科書的なものです。厚生省も自殺防止のための対策をとっているにもかかわらず、年間の自殺者は3万人を切ることがいまだにありません。私自信悲しい患者さんとのお別れを沢山味わい何度、この仕事を辞めようかと思ったかしれません。自ら命を絶たれるほど悲しいことはありません。私はもう知識の普及や、対策では、うつ病の患者さんは減らないのではないかと感じ始めています。他の難病の本を映像化したものは沢山あるのになぜうつ病にはないのでしょうか。もう知識ではなく、うつ病の苦しみや周辺の人々の苦労を人々の心に訴えかけるしかなく、そのためには映像化で見た人々の心に焼き付けてゆくしかないと考えます。精神科医がうつ病になった事を告白した本は翻訳1冊を含めて3冊しかないと思います。その中で一番人の心に響き、映像化に向いているのは、この本だと思います。読んでいて、映像が浮かび、私ほど現場で長く働いた人間でさえ涙が止まりませんでした。この本はずっと残していかなければならない本だと思います。悲しいお別れを少しでもなくすために。映像化をしてもっともっと多くの人の心にこの著者の体験と想いを伝えたいものです。映像化を考えている方の目にこのつたない文章がとまることを祈ります。
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28 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 患者の私が読みました, 2007/6/13
レビュー対象商品: 精神科医がうつ病になった―ある精神科医のうつ病体験記 (単行本)
私は「うつ病」として7年抗うつ薬の治療を受けてきました。天職とさえ思って15年働いていた職場は、病気による偏見により発病後1年で退職せざるを得ませんでした。退職して6年たち落ち着いてきたと思っていたら、単なる「うつ病」ではなく、「双極2型障害」という「うつ」と「軽そう」を合わせて持つ病気であるという診断を受けました。自分の病気を知りたくて、何冊も読んだ本の1冊です。

私の病気は多少違うのですが、一番救われた本です。何より社会の「うつ病に対する偏見」を無くそうという「愛」が伝わってきます。多くの方に読んでいただきたいと思いました。

ただ「うつ病の患者」が読むとしたら、「死にたい」という気持ちは病気の症状なのだと強く心に言い聞かせながら、この本を最後まで読んでいただきたいと思います。前半の部分を読んでいて、私は「死にたい気持ち」がわいてきました。でも最後まで読めば救われます。この本を読んで自殺してしまったら、著者である泉先生の気持ちを裏切ることになります。

こういった患者のことを大切にするドクターが増えることを切に願っております。そして泉先生、ご自愛くださいませ。
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31 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 先進国の不幸の根源、「うつ」の痛々しい個人の体験, 2007/3/14
By 
涌太郎 (東京都) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 精神科医がうつ病になった―ある精神科医のうつ病体験記 (単行本)
これは、精神科の医師が実際にうつ病になった体験を語った本です。
もちろん、迷惑をかけてはいけない人や病院名は違ったものになっていますが、
「うつ病」というものの恐ろしさが赤裸々に描写されています。

うつの体験を語った本としては、竹脇無我氏の「凄絶な生還」等がありますが、
この本は、なぜか本当に痛々しい。それはきっと心身が限界になっても亡き友人との約束を果たそうと、著者が必死の努力をするからだと思います。

著者は、高校時代に、親友がうつで亡くなったことで、精神科医となったあとも
常に患者に全力を尽くしますが、これが自らのうつの引き金を引いてしまいました。
自殺衝動が出てきたときも、「これはうつの症状なのだ」と冷静に自分に言い聞かせるあたりは、さすがに医師といえましょうか。
著者のうつが好転していった理由は、休養を取ったこと、
「がんばる泉さん」ではなく、著者そのものを愛してくれた恋人の存在が
大きかったのではないかと思います。この恋人のことを指して私の友人(女性)は、「それはもう神様みたいな人」と表しました。

著者が職場に復帰した後も、6割の力で仕事をするという自戒を保ったのはさすがといえます。

「うつ病」とまでいかなくても現代に生きる我々の「うつ状態」が、
実は今の世界の不幸の根っこにあることまで、考えざるを得ない状況になってきました。
特に先進国では、心の統一性を保つのが本当に難しくなったことを、
皆が本当に認識しなければいけないのではないかと思います。

その意味で、自らの体験をこうして世に出された著者の勇気に拍手を送りたいと思います。
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