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精神病 (岩波新書)
 
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精神病 (岩波新書) [新書]

笠原 嘉
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

精神病の中で分裂病は,今なお原因不明の難病であり,患者数も多い.しかし,近年は治療の成果も大きく上がってきている.症状や経過の特徴,原因の究明,治療法から患者の社会復帰,医療の体制,福祉のあり方にいたるまで,長年分裂病の臨床にたずさわり,それをとりまく問題を考察してきた著者が懇切平易に解説する.

内容(「BOOK」データベースより)

精神病の中で分裂病は、今なお原因不明の難病であり、患者数も多い。しかし、近年は治療法も進み成果も大きく上がっている。症状や経過の特徴、原因の究明、治療法から患者の社会復帰、医療の体制、福祉のあり方にいたるまで、長年分裂病の臨床にたずさわり、それをとりまく問題を考察してきた著者が懇切ていねいに解説する。

登録情報

  • 新書: 232ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1998/10/20)
  • ISBN-10: 4004305810
  • ISBN-13: 978-4004305811
  • 発売日: 1998/10/20
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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29 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
筆者の、研究者として・医者として・一人の人間としての、この病気に対する総まとめが、分かりやすくかつ簡潔にまとめられている一冊。概要を知りたい人は細かいところを読み飛ばせるし、詳しく知りたい人には参考図書の紹介もあって、導入にはもってこいだと思います。本文はせいぜい220ページ程度なので、その気になれば1日で読めてしまいます。もちろんこの1冊で全てを理解することは出来ませんが、この病気に対する公平なイメージを持つことができ、次への理解へと進めることが出来ると思います。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
この本について、ネット界では有名と思われるDr.林氏が自らのサイトで名著として紹介しているので、その評価を一部引用しよう。

<<以下、Dr.林のこころと脳の相談室、統合失調症 図書室(http://kokoro.squares.net/schizolib.html) より引用>>

この本の題は「精神病」ですが、内容は統合失調症(精神分裂病)の本です。著者は引退した有名な精神科の教授で、まさに長年の臨床経験の集大成という感のある名著です。これ以上の広い視点はないというくらい、多面的に、かつ公平に書かれています。大学教授の著書というといかにも難しそうですが、640円の岩波新書ですから、手軽に読むことができます。

豊富な経験と、正確な科学的データをもとに、精神分裂病の人への思いがどのページにもあふれています。名著です。

<<引用終了>>

確かに読んでみて、これは凄いと感じた。

文体そのものは平易な言葉を使っているのだが、本来は難解であろうと思われる医学上の概念や症状等を判り易く説明している。そしてそれにも拘らず、文中の情報について、(一般人向けの書としては異例な程)引用元の論文や出版物の注釈が付いている。

つまり一般人向けとして書かれてはいるが、その中には膨大な科学的知識に裏打ちされた情報が詰め込まれているのだ。

そして医療者としての病人に対するそっと見守るようなまなざしを連想させる、著者の想いが散見されていて、重い(時に悲惨な)テーマを扱っているにも拘らず、安心して読み進める。数十年という長い時間を患者の診療に費やした、その経験がそうさせるのだろうか?

自分は勿論素人であるので学問的な知識など得ようなどと言う分不相応な事は望まないが、この本一冊を熟読することで統合失調症の概観はつかめそうな気がする。

病状が安定している患者さん、或いは家族の方にお勧めしたい本である。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By uirou VINE™ メンバー
形式:新書
帯にある言葉の通りだと思います。
「ただしい理解のために」

それはテストで点を取るという意味での「正しさ」ではなく、恐れ慄くでもなく、過度に楽観的にとらえるのでもなく、
本書の中に引用されている「おだやかなオプティミズムで修正されたリアリズム」に基づいて統合失調症を捉えるための
広くバランスのとれた見方、という意味です。

その立場は、精神病に限らず、その他おおくの困難に対して良い距離感を与えてくれるものだと思います。

本書を読んで思うのは、精神病というのは普通の病気である、ということです。
すなわち、病気とは人の本来もっている機能がバランスを欠いて機能してしまったときに表れるものであり、
精神の症状として現れたのが精神病ではないか。
平均的な人間の持っている機能の延長として、精神病があるのではないか、ということです。
ガンやその他の病気もまた、人間の持っている本来の機能の延長上にあるのと同様に。

その時、人が取りうる立場は、やはり「おだやかなオプティミズムで修正されたリアリズム」でしかないと
本書を読んで思いました。

良書です。
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最近のカスタマーレビュー
統合失調症の知識は得られる
私は統合失調症の患者です。
この本には分裂症(統合失調症)がどういうものかということは書いてありますが、... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: twinings04
解り易いバイブル的な内容
本の題名は、”ちょっと 物々しい感じ”ですが、読んでいくと、思ったよりも、読みやすく... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: 名なし
わかりやすく、視点がかわる
著者の臨床経験と学術的な知識がベースになって、平易に書かれている。ここ数年、精神科への敷居は低くなったが、とにかく「うつ病」「人格障害」というような言葉が素人判断... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: ななかまど
ちょっと古いこと以外は一般向け入門書として卓越しているでしょう
中心的な話題は統合失調症である。対象の読者は専門家予備軍ではなく一般人。「新書」というイメージほど軽くはない。... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: ま2007
妄想の内容の時代変化の話がおもしろいです。
統合失調症は不治の病で一生服薬、と思いこんでいたが、考えを改めた。今では外来ですっかり寛解していて社会生活を送っている人も大勢いるようだ。いつまで服薬するのがいい... 続きを読む
投稿日: 2008/1/24 投稿者: razzi345
専門書でありかつ入門書。
著者の深い精神病に関する考察が、簡潔に現されていて非常に好感の持てる1冊です。専門書としても十分に通用する中身を持ち、しかも読みやすいので精神医学を学びたいと思っ... 続きを読む
投稿日: 2007/4/6 投稿者: PAL
分裂病患者として自分を知るための本
 私が精神分裂病に罹患したときに幸運にも最初に出合った本です。

 分裂病の全体像を理解するうえでは、大いに参考になりました。... 続きを読む
投稿日: 2007/2/16 投稿者: 真実を知った分裂病患者
現代における分裂病の軽症化と、加齢による軽快化
分裂病の本をなぜ読むかというと、それは「分裂病の心理学が人間にとっての自己と非自己について考える機会を与えてくれ」るからだろうと思う(P. 続きを読む
投稿日: 2004/6/9 投稿者: ib_pata
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