◎20万人とも言われる"治療の必要のない入院者"は、いかに
生み出されたか? 自らの入院体験を基に綴る、衝撃のルポ。
◎「社会的入院」とは、「本来の治療目的で病院に入院しているのではなく、治療の必要がなくなったにもかかわらず、生活条件が整っていないために長期入院を続けている状態、またはその状態の患者のこと」を意味する。元々は高齢入院者を指す用語だったが、いつしか精神病院における長期入院者にその意味が転化されたという。厚生労働省の推計では、その数、七万二千人。しかし、これは各病院の主治医の主観によるもので、二十万人に及ぶのではないかという調査結果もある。
ノンフィクション作家である著者が、ある精神科病院の「長期療養型」病棟への入院体験をもとに、「社会的入院」の内実を初めて明るみに出す。そこには、東京オリンピックの頃から入院していた人も----。
【著者紹介】
織田淳太郎(おだじゅんたろう)
1957年北海道生まれ。ノンフィクション作家。著書に『ある精神科医の試み』(中央公論新社)、『ルポ 現代のスピリチュアリズム』(宝島社新書)、『捕手論』『コーチ論』『医者にウツは治せない』『メンタル・コーチング』(以上、光文社新書)、共著に『そしてウツは消えた!』『左重心で運動能力は劇的に上がる!』(以上、宝島社新書)、『ナンバ走り』『脳を鍛える筋トレ』(以上、光文社新書)などがある。
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