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精神の瓦礫―ニッポン・バブルの爪痕
 
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精神の瓦礫―ニッポン・バブルの爪痕 [単行本]

斎藤 貴男
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

メディア掲載レビューほか

日本社会の不条理を直視する
本書は、バブルの饗宴とその崩壊という過程を経て、日本人の荒廃した精神が「あたかも戦禍の跡に広がる瓦礫のように見える形で顕れるに至った」事実をジャーナリストが記録したものである。1997年にオカルティズムが横行する日本企業の実態を批判し注目を浴びた書『カルト資本主義』の著者斎藤氏。今回は月刊誌『世界』に連載された同名のルポに加筆訂正を加えて再び日本社会を蝕む影を告発する。

放火や暴力、時には殺人までもビジネスに組み込まれた「地上げ騒動」の顛末。運転中の携帯電話やカーナビの使用という重大事故の要因に、ごく軽い制限しか課さない改正道路交通法の不条理。この国では、経済的利益のためなら人命を軽んじてもいいという思想がじわじわと浸透しつつあるという。また、二世議員が肩で風を切り、長期信用銀行マンの誇りが跡形もなく吹き飛んだ社会の変容ぶり。さらに、社会派と評される漫画家、弘兼憲史氏の作品から日本独特の「サラリーマン魂」が喪失したことを、作者へのインタビューから読み解く。

今後も国民総背番号制など、精神の荒廃を加速させる事態は後を絶たないだろうと著者は危惧している。


(日経ビジネス1999/10/25号 Copyright©日経BP社.All rights reserved.)
-- 日経ビジネス

内容紹介

バブル経済から日本列島総不況へ.90年代以降の日本社会は大きく変わった.単に経済システムの欠陥が露呈しただけではない.バブルとその破綻は人々の精神を蝕み,国土を破壊した.地上げ騒動のあとさき,金融破綻,ゴーストタウン化するリゾート・マンション,企業メセナからの撤退,等々.無惨に荒れ果てた各地の現場からの報告.

登録情報

  • 単行本: 266ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1999/9/24)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4000236156
  • ISBN-13: 978-4000236157
  • 発売日: 1999/9/24
  • 商品パッケージの寸法: 19.6 x 14.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 1,092,678位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 時代の違いは関係ない 2004/1/27
出版年、あるいは執筆年とななると、さらに古くなることになるが、この本に書かれていることが、実はそのまま、今日の日本の多面的病理状況の重要な原因の一つとなっていることを考えれば、内容的には、まったく古くない。むしろ、少なくとも、この本が俎上に上げている、バブルの時代にまで遡って検証しなければ、今日の状況に至った因果関係を理解することはできないだろう。日本にとって、バブルは実は過去のことではない。なぜならば、その悪影響が今日まで続いているからである。経済の側面に限ればバブルは終わったが、精神の荒廃という、心理的、社会的側面での「バブル」は、今日、ますます強まっている。となれば当然、その始まりに目を向けなければならないであろう。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 この本が出版されたのは5年ほど前のことですから、このお話では「バブル後遺症」検証する為のデータにするには古すぎると非難される方もいらっしゃるかもしれません。

 しかしその様な批判は、オムニバス形式で書かれたこの著作で著者が示す具体例を見ることによって、現在まで続く日本の「バブル後遺症」が理解できるでしょう。(現在に至るまでに日本国民がバブルで精神が荒廃していった様子、バブル後の不景気でのリストラによる労働者の質の低下といった記述を見ると、それはまさに今でも当てはまっていることと考えます。)

 そして、この本で丹念に析出された著者のメッセージから日本の経済的、精神的な回復の為の処方箋を考える為の一法となると考えています。

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