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放火や暴力、時には殺人までもビジネスに組み込まれた「地上げ騒動」の顛末。運転中の携帯電話やカーナビの使用という重大事故の要因に、ごく軽い制限しか課さない改正道路交通法の不条理。この国では、経済的利益のためなら人命を軽んじてもいいという思想がじわじわと浸透しつつあるという。また、二世議員が肩で風を切り、長期信用銀行マンの誇りが跡形もなく吹き飛んだ社会の変容ぶり。さらに、社会派と評される漫画家、弘兼憲史氏の作品から日本独特の「サラリーマン魂」が喪失したことを、作者へのインタビューから読み解く。
今後も国民総背番号制など、精神の荒廃を加速させる事態は後を絶たないだろうと著者は危惧している。
(日経ビジネス1999/10/25号 Copyright©日経BP社.All rights reserved.)
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しかしその様な批判は、オムニバス形式で書かれたこの著作で著者が示す具体例を見ることによって、現在まで続く日本の「バブル後遺症」が理解できるでしょう。(現在に至るまでに日本国民がバブルで精神が荒廃していった様子、バブル後の不景気でのリストラによる労働者の質の低下といった記述を見ると、それはまさに今でも当てはまっていることと考えます。)
そして、この本で丹念に析出された著者のメッセージから日本の経済的、精神的な回復の為の処方箋を考える為の一法となると考えています。
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