アクペクト社PR誌「アスペクト」2006年7月〜2008年5月号の連載を加筆、編集。
章ごとに白い用紙と薄い黄色の用紙が交互に使われていたり、表紙が金ピカだったりと、なぜか装幀がとても凝っています。
精神医のエッセイ+漫画家の見開き、というコラボ。
エッセイといっても、結構特異な感じが。
サラッと説明的に出てくる作業なんかが、かなり珍しいです。
簀巻きにされた人なんて、普通見ない。
でも「現実が何だか微妙に分からなくなる」ことは、自分にもある気がするし、「悩みの1本化」なんて、あ、ちょっといいな、やってやろうか。と思ってしまった。
でもそんな真似事から本当の「精神のけもの道」に入ってしまいかねないし・・・。
いろいろ考える精神科の先生に呼応して、こちらもあれこれ考えてしまいます。
たまに生身の人々が小説の登場人物とリンクして、読んだ本のこんな話を思い出した、というエピソードも紹介されます。
各章最後に吉野朔実さんの漫画が掲載。
エッセイと微妙にかぶっているような、いないような。
挿し絵じゃなくて同じテーマの独立した作品ですね。
登場する人や犬の関係がよく分からない人は、本の雑誌社「吉野朔実劇場」を読むと分かりますよ。