日本語訳はだいぶ前から思索社さんから出版されていましたが、
一度倒産なさり「新思索社」さんとして、再出発してくださいました。
思索社時代の良書をそのまま廉価版でラインナップにそろえてくれています。
ありがたいことです。
G・ベイトソンはまさに精神の巨人ともいうべき、概念を組みかえることを通して概念を知覚としてとらえる枠組みそのものに手をかけて、「世界」を知ろうとした人だと思います。一般的には生物学者としてとらえられていると思いますが、物事の「関係性」を追及し続けたパイオニアのひとりだと思います。
教師時代、生徒たちに手をさしだして「指が何本あるか?という問いは、それ自体が誤りで、指と指の間(関係)はいくつあるか?という問いが、人間以外の命あるものすべてに通じる正しい問いだ」と教えています。
彼の苦闘のすべての出発点が、ここにあります。