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我が身を振返って見ても貧弱な道徳教育しか受けられなかった事が
残念でならない。是も非もなく、考える力の無い小学生に
議論を委ねるだけの教育であった。
今、この修身書を紐解くとひとつひとつの話に込められた誠実さに
心を打たれる。確かに富国強兵の一環として作られた教育制度の
下ではあったが、執筆者の誠意に嘘はない。
「立派な恥ずかしくない大人になりたい」、この当たり前の思いを
子供たちが抱けるような教育が今こそ必要なのではないか。
この修身書を読んで広く皆に現在の教育制度について
考えてもらいたいと思う。
しかし数十年にわたりこの大切なものが軽視されました。学校現場においても修身につながると道徳は敬遠、否定されきたようです。人としての大切な心を「人らしさ」を十分に学ばず、いや学ばされずに育ってきた人たちの不運に同情します。
「道徳心」修身で軍国主義・全体主義復活の芽である。再び戦争に国民をかりたてる思想的根拠だ」と一部マスコミや学者文化人評論家の人たちは述べて参りました。果たして本当にそうだろうか、人として人らしい心を持つことがなぜ戦争賛美に、全体主義につながるのか。あの当時の教育の全てが悪であったのか。silent majorityの多くの人が素朴な疑問を口には出せず、首を傾げてきたはずです。しかしその答がこの書の中でわかりやすいお話で語られます。
もちろん修身の中に一般的に危惧されるような趣旨の教育思想があったことは否めません。しかし取捨選択ができたはずです。それにもかかわらずまるで今の道徳全部がいけないような扱いを受けて最近の現状があります。人は教えを受けて育ちます。道徳の観念が多く捨てられた教育がどのような社会を生み出すか、自明の理ではなかったのでしょうか。
最近”ゆりもどし”か、マスコミは盛んに「道徳心がない、非常識だ」と騒ぎ立て始めました。しかし「道徳というと目くじらを立てておいて今更なんだ・・」正直そう感想をもらす日本人も決して少なくないはずです。
この本は人間らしく生きることは、今も昔も変わらない。そう考えた時に今の社会は、教育はいかなる働きをしているのか。学校はどんな役割を果たしていったらよいのか。自分の子供はどう育てていくべきなのかを私たちに静かに問いかけているような気がします。親子で読む本だと思います。
私は、国政・地方選挙の全てに投票いたしません。... 続きを読む
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