本著は、かつて米食中心とした粗食を提案した名著『粗食のすすめ』の著者が、
15年の時を経て、現在の食生活について述べた『続・粗食のすすめ』ともいえる本である。
前作を読んで、著者がマクロビに対して好意的であると、勝手に解釈していた私であるが、
著者がマクロビに対してここまで否定的だとは思いもしなかった。
しかし、著者の見解はマクロビに対する新たな視点として、大変参考になるものであると思う。
著者の「米食中心の食事が大切で、カタカナ食品ではなく、ひらがな食品をとる」は15年経ってもブレがない。
そして、相変わらず、栄養士と牛乳に関しても容赦がない。
徹底的に否定されているが、前作と本著を読めば、それも仕方がないと納得できるであろう。
残念なところは、なんとなく「軽い感じ」がする点。
前作では、様々な表や小テスト、データなどが豊富に出てきたが、今回はそれらがほとんど見られない。
どちらかというと、最近著者が頻繁に行っているという、「講演」に近い内容になっているのではないか。
やはり、「本」としての完成度をもう少し高めて欲しかった。