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バグダッドの西方約60キロ、
ユ-フラテス川の東岸に位置する農業中心の人口30万人の都市・ファル-ジャ。
近年、交通の拠点としても発展してきた。
その街が、今、昨年4月に続く米軍の総攻撃で、
死の街と化しているという。
連日現地から報道される映像に
ちょうど昨日、近くの公民館で聞いた大阪空襲体験者の話、
その中で語られた60年前の大阪の街の姿がだぶった。
もはや悲しみを超えた憎しみ、怒り、復習、屈辱、失望・・・
対話と合意による解決の道筋を、どう見出していくのか。
多様な国民、民族の精神的な心情、文化、宗教、慣習、社会構造を認め合うことこそ、
真の「自由」「民主主義」にとっての前提条件である。
「私たち日本人は今、アメリカ政府の視線からではなく、
イラク人住民たちの視線から、
日本はイラクとどう関わっていくべきかを
再考しなければならない時が来ているように思う。」
と著者が、あとがきで記しているコメントを、今こそ真剣に受け止めたいと思う。
薄いブックレットであり、速読しようと思えば1時間もかからないが、中に書かれているのは、重い現実である。日本政府がこうした活動を維持し、支援しているという事実を、われわれ日本人は深く心に刻み、反省しなくてはならないだろう。
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