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米国特派員が撮った日露戦争
 
 

米国特派員が撮った日露戦争 [単行本]

『コリアーズ』 , 小谷 まさ代
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,940 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

日本軍の仁川上陸のスクープから、兵士たちの生々しい表情まで。米フォトジャーナリズムの先駆が総力をあげて撮影した377点収載。A・マハンが日本海海戦を解説。

内容(「BOOK」データベースより)

フォトジャーナリズムの先駆、アメリカのニュース週刊誌『コリアーズ』が、開戦前夜から日本海海戦まで、総力をあげて取材・撮影した従軍記録写真集から377点を厳選。各国特派員が東京に足止めされるなか、いち早く韓国に向かい、スクープした日本軍の仁川上陸、ロシア砲艦「コレーツ」爆沈の瞬間、両軍の兵站状況や装備のディテール、生々しく捉えられた兵士たちの表情。朝鮮半島を行く日本軍、凍結したバイカル湖を横断するロシア軍に同行し、決死の覚悟で撮影したという臨場感あふれる写真の数々は、アメリカ・ジャーナリズムの圧倒的な底力を見せつけるとともに、公式写真には映し出されることのなかった戦争の諸相を伝えている。当時のアメリカが日本をどのように見ていたのかを知るうえでも貴重な資料となろう。A・T・マハンが日本海海戦の解説を執筆。

登録情報

  • 単行本: 238ページ
  • 出版社: 草思社 (2005/04)
  • ISBN-10: 4794213999
  • ISBN-13: 978-4794213990
  • 発売日: 2005/04
  • 商品の寸法: 25.6 x 18.2 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ダニエル トップ500レビュアー
形式:単行本
資料用に購入。とても重宝した。従軍カメラマンが撮った写真には兵士の日常が数多く収録されており、遠い昔の出来事だった日露戦争にかなり具体的なイメージを持つことができた。解説文も秀逸で、少ない文字数のなかできっちり日露戦争がまとめられている。

確実に定価以上の価値がある本だと断言できる。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 濱哲
形式:単行本|Amazonが確認した購入
せっかくの写真なのに印刷が良くないなぁ。もったいないことをしたね。
先に、ちょっと写真の歴史に関してレクチャー。
この日露戦争頃から「ガラス乾板」という新しい感光材が写真撮影に使われるようになって、写真表現が大きく変わったということを前提に踏まえておく必要がある。
古くは、英・仏・伊・トルコ4国と帝政ロシアが戦ったクリミア戦争のときから、戦争を記録した写真は残っているが、まだ当時は、「銀板」や「湿板」といった感光材を使っての撮影だったので、カメラマンの行動は著しく制約されていた。「湿板」だと、シャッターを開ける直前に、暗室でガラス板上に感光材(液体)を塗布しカメラにセットしなければならず、また、撮影後も短時間のあいだに現像処理を済ませないと画像が残らなかった。
というわけで、つねに暗室を傍においた撮影行動となる宿命を負っていた。最小でも暗室作業にはタタミ1畳ぐらいの広さが必要だから、勢い、暗室機材フルセットを荷台に積んだ馬車1台を引いての撮影行となり、おまけに感光材の感度が低くて、5〜30秒くらい、あるいはそれ以上の露出を掛けなければ写らなかった。
このことを知ると、すぐに誰でも気付くのは、その時代の報道写真には、ほとんど動くものが写ってない事実。
戦場写真というと、戦死体ばかり、記念写真のように整列した将兵、でなければ軍事施設とか捕獲した武器を陳列したものという有様で、この十年まえの日清戦争だと、まだ画家の描くデッサン画のほうが、戦闘場面を映像化するさいには報道の主流を占めていた。
撮影に「乾板」が導入されると、少なくとも1〜2ヶ月まえから感光材の用意ができたので工場で量産できたし、コンマ秒以下のシャッターチャンスでも写った。その場で現像しなくても数日ていどなら画像が出たので、後方に暗室を置いて、現場にはカメラと乾板だけ携えて行って撮影するという身軽な行動が可能になった。行軍する将兵の姿や砲撃する大砲の砲煙、軍民の日常的スナップショットなどが、初めて戦争写真に登場することになるのが、この日露戦争というわけ。
従って、単純に貴重な記録というばかりでなく、日清と日露戦争のあいだ十年間に生じた新技術の可能性を遺憾なく発揮し、それまでと異なる写真ニュースの先駆となったのが、この米国の写真誌、『コリーアーズ』の特筆すべき業績ということになるわけだ。
本書、特派カメラマン8名が日露両軍に分かれて撮影にあたり、また、前線だけでなく、後方のサンクト・ペテルスブルグや東京のルポなども取り混ぜて、幅広い観点からトータルな報道を目指した、たいへん興味深い写真報道の記録となっている。
でもねぇ、もうちょっと印刷が何とかなっていれば素晴らしかったと思うんだけど、返すがえす惜しいよねぇ。
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