オバマ大統領を初め、クリントン国務長官・ガイドナー財務長官は親中派、ロック商務長官・チューエネルギー長官は中国系アメリカ人と、中国にモノ申さぬオバマ政権への批判と不信感を、そこまで言って良いのか?と言う所まで書き連ね、同時にアメリカとアフガニスタンやイランとの外交的行き詰まりも書き、そこで日本が受ける損失を挙げながら、日本のあり方、アメリカとの関係はどうあるべきかを問いかけています。
実際にイランがペルシャ湾を封鎖したり、中国が台湾海峡で幅を利かせれば、日本にとって石油が入ってこないという重大問題が発生します。しかしながら、現時点において日本は独力でこの事態に対応する力はありません。そこへアメリカにも頼れないという事になれば、恐ろしい結果を迎えることになります。
本書にも書いてありますが、オバマは演説と処世術に長けているだけで、政治家としての能力、特に安全保障問題に欠けるものがあります。核廃絶の話を聞いて舞い上がっている日本人(核兵器に反対する賢人会議)はおめでたい限りです。また、危険なアフガニスタンに自衛隊は送れないが、経済援助のための要員(この人達の安全は考えていない)は送ろうとする日本の総理と外相も大変おめでたい方だと思います。
平和主義は立派な理想であり、戦わない事に越した事はありませんが、平和は軍事力と言う基盤の上に成り立っているのですから、そろそろ日本人も平和主義を実現する為に戦う意志を示す時が来ているのです。