平松さんの本は、エッセイを読んだことはありましたが、本格的な料理本は始めて手にしました。綺麗な写真に知的なエッセイ、美味しそうな料理。先日読んだ骨董の本に平松さんが出ていたのですが、ご本人のスレンダーでおしゃれな外観も器もセンスが良い。
ただし、作ろうと思うと、香辛料や苦み野菜はたっぷりの料理は、子どもの小さな我が家の食卓には向きません。夫婦二人の食卓になったら作りたい「あこがれの平松メニュー」と呼びたい料理が多いですね。あと、タイトルにあるほど「簡単で」もないかなあというのが、正直な感想です。
しかし、この本の最大の問題はレイアウトにあります。縦書き、横書きが混在しているだけでなく、写真とタイトルとレシピの位置が一定せず、パッと見てどこに写真のレシピがあるのかが分かりません(特徴的なのはP76)。これによって、実用性に欠けた、使い勝手の悪い料理本になってしまっています。惜しい!
(星の数も、ひとつ減らしました。)
お勧めは、P82の「とうふのぽろぽろ」。昔懐かしい「炒り豆腐」です。子どもの頃よく食べたのに、作り方がさっぱり分からなかったので、一口食べたときは感動しました。