バキの自宅で勇次郎とちゃぶ台を挟んでコーヒーを飲んでるシーンはシュールで笑える。だが、ここでも当然のようにふたりは闘わず仕舞い。コーヒー飲んで、ちゃぶ台を四つ裂きにするだけの展開に、単行本にして三分の一ものページ数を使う。
一方、烈はスモーキン(煙)と呼ばれるロートルボクサー(36)と闘う。経歴が長いだけで、才能は無いらしい。実際、才能があればとっくにチャンピオンになっていなければおかしい年齢だろう。そんなロートルに左フックを食らいダウンする烈(笑)。かつてチャンピオンの麻仁を瞬殺したのは何だったの?素振りでグローブを打ち抜いたり、深町コーチの手首をジャブを打たれる瞬間に外せるような人間離れした技術をもっている「あの」烈が、いくら片足を失ったとは言え、今さら普通の人間レベルのボクサーのパンチを食らうこと自体がおかしいワケで。逆に言えば、そんな人外が集うバキ世界でもトップレベルにいる烈にパンチを当てられるようなとんでもないボクサーがなんでチャンピオンになれていないのか?はあ…。
そもそも何で烈は今さらボクシングをやろうとしたのか?何か学ぶべき事があると感じたなら、目隠し寸頸とか、人中狙いとか、セコい事をやってないで、純粋にボクシングの技術のみで戦うべきだろう。
さらにその一方、バキは柴千春にケンカを売られている(笑)。花山が何かを意図しての事らしいが、結局、その真意は分からず。肉体的には鬼に目覚めたバキに、今度は「逆らう者は赤子でも容赦しない」勇次郎のような「鬼の精神性」に目覚めてもらうつもりなのだろうか?
ま、何にしても、「何やってんの?あんたら」感は否めない。