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箱男 (新潮文庫)
 
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箱男 (新潮文庫) [文庫]

安部 公房
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登録情報

  • 文庫: 246ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (2005/05)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101121168
  • ISBN-13: 978-4101121161
  • 発売日: 2005/05
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (41件のカスタマーレビュー)
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35 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本作の最大の美点であり欠点は、このタイトルだろう。一体何人の中高生が、この素晴らしいタイトルに惹かれてこの本を手にしたのだろうか。そして何人が、この訳の分からなさに跳ね返されて、その他の傑作に出会う機会を逃したのだろうか。想像するだけで残念な気分になる。
もしこれを読んでいるあなたが、安部公房に興味があるけど何から読んだらいいか分からなくて困っているなら、悪い事は言わない、本作はおよしなさい。まずは「鉛の卵」辺りの中期の短編か、「砂の女」にすべし。その次に戦慄の傑作「第四間氷期」。
その後は、全作読みたくてたまらなくなるだろう。そうなってから手に取るべき、中級者向けの作品。
このレビューは参考になりましたか?
34 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
箱男――頭かすっぽりと箱をかぶった男。
社会の枠組みには収まりきらず、それでいて社会に溶け込んでいる奇怪な存在。
単なる浮浪者のようで異なる存在。
誰もがその存在を認めているのに、決して話題にはしない。
やっぱり”箱男”は”箱男”以外の何者でもないのです。
この本は、そんな箱男と看護婦と偽の箱男をめぐる話です。

少し昔に書かれた作品ですが、今でも十分新鮮に感じる作品ですよ。
現代にも十分通じるものがあると思います。
世にも奇妙な物語などが好きな方は、きっと気に入ると思います。

ただし! 作者の作り上げる作品世界は好き嫌いが分かれる世界だと思います。
画家にたとえるなら、ダリのような。
好きな人には、とても楽しめる作品。でも、そうでない人にとっては理解に苦しむ・生理的に受け付けない世界だと思います。

一応長編なので、「長編はちょっと……」という方は、短編集から手にとって見るのも良いかもしれませんね。

このレビューは参考になりましたか?
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
2007/1/7
キッズレビュー
形式:文庫
終盤の一文に、判断の材料が多ければ解釈の方法もその数だけある、みたいなことが書いてあった。それがこの小説、あるいは安部公房の小説のすべてであるような気がする。

安部公房で一番有名なのは「砂の女」だが、むしろ「箱男」の方が、安部らしいと思う。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
整合すれば矛盾、そしてまた矛盾
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安部公房の表現
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銀塩の時代
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投稿日: 4か月前 投稿者: カーマイン
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流行の現代小説にはあまり興味がありません。... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: hijikata
箱男というメタファー
ダンボール箱を頭からすっぽりと被り、都市を彷徨する箱男は、覗き窓から何を見つめるのだろう。一切の帰属を捨て去り、存在証明を放棄することで彼が求め、そして得たものと... 続きを読む
投稿日: 2010/4/23 投稿者: h
箱男
一度読むくらいだと、展開やストーリーが解りません。
ただ、この小説のなかで「箱男」という存在は一種の形容詞かもしれない、と思いました。... 続きを読む
投稿日: 2010/3/1 投稿者: みよし
安部、覚醒。
例えば、日野日出志の『地獄変』と『赤い蛇』。筒井康隆の『パプリカ』と『夢の木坂分岐点』。安部の『箱男』は最高傑作『密会』と表裏一体をなす。この二作を読めば、安部の... 続きを読む
投稿日: 2009/12/11 投稿者: 山本ニュー
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