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箱根駅伝 (幻冬舎新書)
 
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箱根駅伝 (幻冬舎新書) [新書]

生島 淳
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

早稲田vs東洋、「山の神」の歴史、留学生問題etc…。テレビ観戦が100倍おもしろくなる!

正月最大のイベント、箱根駅伝。往復200キロ超、11時間の行程には、監督の手腕、大学の生存戦略、日本長距離の未来が詰まっている。大学スポーツの枠を超えた、感動の舞台裏を徹底分析。
メディアに後押しされ、関東のローカル大会が、大学スポーツの枠を超えた全国的人気を誇るまでになった。宣伝効果も絶大だ。レースの結果は、大学の入学志願者数を大きく左右し、監督には激しいプレッシャーがかかる。一方、箱根重視の練習は、その後の選手生命に響くとも指摘される。往復200キロ超の感動の舞台裏を徹底分析。

著者について

1967年宮城県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業後、博報堂勤務を経て、スポーツライターへ。国内外を問わない取材、執筆活動のほか、ラジオパーソナリティとしても活躍。主な著書に『駅伝がマラソンをダメにした』(光文社新書)、『監督と大学駅伝』(日刊スポーツ出版社)、『スポーツを仕事にする!』(ちくまプリマー新書)、『大国アメリカはスポーツで動く』(新潮社)、『愛は負けない 福原愛選手ストーリー』(学研マーケティング)、『気仙沼に消えた姉を追って』(文藝春秋)など多数。

登録情報

  • 新書: 225ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2011/11/29)
  • ISBN-10: 4344982363
  • ISBN-13: 978-4344982369
  • 発売日: 2011/11/29
  • 商品の寸法: 17.5 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ホテイロック トップ500レビュアー
昨日、東洋大学の新記録ずくめでの圧倒的なパフォーマンスを見た後、タイムリーに書店でこの本を発見、早速手にとって読んでみる。三大学生駅伝のなかでも圧倒的な知名度と、もはやお正月の国民的TVコンテンツとして定着している「箱根駅伝」を様々な角度から分析した「駅伝ガイド」である。箱根駅伝といえば2日間に渡って、往路・復路を10区間に分け、1〜10迄のそれぞれに状況や地形や意味合いの異なる区間での戦術や戦略を考えるのが難しくもありあり、またそれが(見ている方としては)面白くもある、中々に奥深いモノだと実感できる。「10人が襷を繋ぐ」というのが駅伝の最大のテーマでもあるために、その10人がどう走るのか、走らせるのか。マラソンであれば個人競技であるからして、途中棄権しても個人の問題であるが、この「10人が繋いで1つの作品として完成する」とでも言えようところに、その最大の難しさがあり、その作品が完結した時に感動が生まれるわけである。それはこの中での東洋大、早稲田大、駒沢大、の現代3強の各監督のインタビューでも語られていることからも理解できる。その他、留学生をどう考えるか?や、「宣伝効果」としての箱根駅伝の意義等々、箱根は終わってしまったが、「後解説」としてその余韻を楽しむことのできる駅伝好きにはお勧めの作品である。暗くなりがちな世相の中で、やはり損得勘定無しでひたむきに努力し、チームのため、自分のため、そしてそれぞれの想いに向かって走る姿というのは、やはり清々しくもあり、見ていて、とても心地のよい充実感を与えてくれるものであると思う。やはり、年が改まって直ぐに行われるこの「箱根駅伝」が国民的に好意をもたれるのも納得できる。
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 今年の箱根駅伝は、予想通り東海大学が優勝、5区の柏原君(4年)が山登りで区間新記録を樹立した。東海大学は往路、復路ともに制し、総合タイムは10時間51分36秒、これまでの記録をを8分ほども更新した。
 明治大学、青山学院大学が健闘したことにも目を見張るものがあった。箱根駅伝はかなり前から注目していたが、かつて有力校だった順天堂大学、中央大学、山梨学院大学はいまでは力が落ちている。スピード化とともに、勢力地図は微妙に変わってきている。
 本書は近年の箱根駅伝にのぞむ各大学の取り組みを調査しつつ、この駅伝の魅力を啓蒙するために書かれたもので、著者には他にこの本のテーマとは逆をいくかのような『駅伝がマラソンをダメにした』(光文社)がある。
 箱根駅伝は往路、復路それぞれ5区あり、トータルで10区であるが、箱根の山を登り、降りする。各区間の長さはそれぞれ異なり、近年距離が変更された区間もある。監督は往路、復路のどちらを重視するか、どの区間でどの選手を使うか、そのためにどのように年間のトレーニングのメニューをくむか、工夫のしどころのようだ。最近では登りの5区と下りの6区がポントとされるが、かつては瀬古選手も走った花の2区がクローズアップされた時期もあった。往路は選手がまだ固めって走るが、復路は独走になるケースが多く、このあたりでも選手の起用が難しいようである。監督は抱えた選手の育成はもちろんであるが、全国の高校の中長距離ランナーのリクルートにも目配せがまかされていて、忙しい仕事のようだ。
 また、駅伝は大学の宣伝になる。それゆえに、駅伝に力を入れる大学は少なくなく、東洋大、明治大学の躍進の背景には大学の姿勢が反映している。
 本書では駒澤大学・大八木監督、東洋大学・酒井俊幸監督、早稲田大学・渡辺泰幸監督と著者のインタビューが挿入されているし、「ふくしま駅伝」の評価、日本陸上の長距離界の近年の低迷と駅伝との関係を展望するなど、面白い読み物になっている。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 正義の味方 トップ500レビュアー
2012年正月、東洋大の往路・復路共に新記録、総合で10時間51分36秒の驚異的な新記録で終わった。本書はその前年2011年までの箱根駅伝に関し、誠に興味深い内容だった。また来年正月の箱根の為に、参考情報のインプットは有難い。大学の駅伝監督はエントリー16名、走者10名、区間配置と悩みは想像以上だろう。先行投資か、後半投資か。先行投資の代表例は、1980年の早稲田大、1区石川梅次、2区瀬古利彦、3区金井豊・・今でも主流であり、5区の山につなぐ。「元祖山の神」は、1974〜77年大東文化大の大久保初男で4年連続区間賞。経験重視で上級生に拘るか、経験の為に下級生を出すか、同じ仕上がり選手2人の内どちらを出すか、興味は尽きない。 本書で特に興味深いのは、5章「留学生」と7章「大学経営」だ。まず日本人選手が強くなり留学生の存在感が薄くなった。村澤明伸(東海大)、鎧坂哲哉(明治大)、大迫傑(早稲田大)、出岐雄大(青山学院大)等々の好ランナー、5区には以前「山の神」今井正人(順天堂大)がいたし、超人的エースの柏原竜二(東洋大)だ。結局は有力留学生を入れても10以内に入れない。エース不在の大学がシードを取る為に留学生を必要とするが、ここに大きな覚悟とリスクがある。勝っても所詮は「留学生のお蔭」となるからだ。相撲他のプロ競技ならまだしも、大学スポーツで、しかも正月、箱根、湘南、富士山、国民的人気、これだけ重なれば如何に高い理念の元でも、留学生は箱根で異分子に映ってしまう。但し附属高校から育てる(囲い込む)姿勢は可としようか。 いずれにしても監督より、入試志願者数も鑑みた大学経営のpolicyが決めることだ。一方で有力高校生の獲得合戦は凄まじい。そもそも知名度・結果が見劣りする大学は敬遠される。新興大学よりは就職を考えて選ぶ。2011年4月に、5000mベスト100の高校3年生の11人が明治大、7人が青山学院大に入っている。ブランド力と、これから自分達で優勝の夢を、或いは強い先輩に憧れて、のようだ。最近JR山手線の新大久保から新宿駅直前左側、線路沿いで見た某大学広報看板、「駅伝だけじゃないぜ!」は面白い。
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