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箱の夫
 
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箱の夫 [単行本]

吉田 知子
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第27回(1999年) 泉鏡花文学賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

夫を運ぶのにちょうどいい大きさの箱はあるかしら?“小さな”夫との奇妙で幸福な日々。しかし、ある日…。たしかな手ごたえを持っていたはずの現実が、ふとあやうくなる瞬間を鮮やかに描き出す、待望の作品集。

登録情報

  • 単行本: 221ページ
  • 出版社: 中央公論社 (1998/12)
  • ISBN-10: 4120028666
  • ISBN-13: 978-4120028663
  • 発売日: 1998/12
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 491,669位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
内田百風の幻想譚を集めた短編集。近頃は百の影響がキツい短編が多いですね、川上弘美とか、車谷長吉とか。
本作はしかし技術的な模倣のレベルを超越しており、初老の子供のない女性の不安感、財産や頼りにしていた者との関係などが奇妙に喪失される不安感が、幻想譚の結末とともに浮かび上がり、読後感はしばしばヘビーなものがある。
文体はノンシャランとしており、なんだ下手糞な文章だと思って読み始めるが、ヘビーな題材はこう書かれるべきなのだと最後には納得させられる。傑作と思います。
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