奥さんに車を渡す前にガソリンを満タンにするチャンスがあったのに実際はそうしなかった、適当な理由をつけて子どもとの約束を反故(ほご)にした、子どもが非行に走った原因を自分とは思わず、子どもに帰した、座席にゆとりのある飛行機に乗ったとき、後から乗り込んできた乗客が敵に見えた―― このような行動はすべて自己欺瞞によるものであり、自分を守るために「箱に入っている」状態であるという。本書はこうした自己欺瞞が、物事を正しく認識する機会を失わせ、個人や組織に甚大な損害を与えていると主張する。
本書は、主人公が優良企業ザグラムの管理職として同社に伝わる個別研修プログラムを受講するところから始まる。話自体はシンプルだが、さまざまな登場人物の懺悔(ざんげ)を通して自己欺瞞の弊害とそれを克服することのメリットが語られるため、非常に説得力がある。また、どんなに管理手法を学んでも効果がない、という管理者に対し、重要な「心」の視点を与えてくれている点が注目に値するだろう。
本書を通じてザグラム社の研修を受ければ、人心をつかむためにどんな態度で相手に接すればいいかがわかるようになるだろう。相手の非を責める前に、自分が「箱に入って」いないかどうかを確かめる機会を与えてくれる。(土井英司)
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5つ星のうち 5.0
自分で自分は見えてない,
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レビュー対象商品: 箱―Getting Out Of The Box (単行本)
基本的にビジネス書の分類になっているが夫婦や恋人同士、家族、親子、同僚といったあらゆる人間関係において 根本的な問題を認識できるのでコミュニケーション本と言った方がいいだろう。 自分を主人公に置き換えて考えてみると思い当たる節がたくさんあり 自己欺瞞や自己正当化といった言葉が抵抗なく入ってくる。 物語になっているおかげで非常に入りやすくなっていると思う。 人間は本能的に自分を一番大切にするので、まず自分を守ろうとする。 周りに敵がいなければ、それも別の意味で無敵の状態なのだ。 結局、自分では自分が見えていないということに気づかないと それに伴って自分の理解も進んでいくようにできている。
19 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
夫婦仲が悪くなったときに読んでます,
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レビュー対象商品: 箱―Getting Out Of The Box (単行本)
ビジネス書のようですが、夫婦仲が悪くなったときに読んでいます。私自身は、ほっておくとすぐ“箱”に入ってしまうので、本を読むたびに思い出します。きっと死ぬまで何十回と読むことになりそうな気がします。 お互いへのいらだちが習慣化されてしまっている夫婦の方はぜひ読んでみてください。夫婦間だけでなく、親子間など親しい人との関係をよくするために大変役立ちます。
18 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
夫婦の場面,
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レビュー対象商品: 箱―Getting Out Of The Box (単行本)
夫婦の人間関係について、この本を手に入れて直ぐ、読んでしまいました。私達が日頃、やっていることが、わかりやすく書かれていて、お互いが箱に入っているから、いつもおきまりのパターンになっていくのだと、感じました。 でも、読んだばかりなので、議論しながら、箱に入っていることが、自覚され箱から抜ける術を心得ることが出来ました。 自己正当化する必要がないと言うことは、すごく楽なのですね。
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