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管見妄語 始末に困る人
 
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管見妄語 始末に困る人 [単行本]

藤原 正彦
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

西郷南洲(隆盛)は幕臣・山岡鉄舟を、私欲を捨てた「始末に困る人」と評した。「この始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり」。一方、現代を見渡せば、政治家をはじめ「始末におえない」輩ばかり。今こそ必要なのは「始末に困る」人なのだ―。独自のユーモアと慧眼で事の本質を鋭く突く。

登録情報

  • 単行本: 189ページ
  • 出版社: 新潮社 (2011/10)
  • ISBN-10: 4103274085
  • ISBN-13: 978-4103274087
  • 発売日: 2011/10
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mfhty トップ500レビュアー VINE™ メンバー
 本書は、週刊新潮に連載のコラム「管見妄語」(カンケンモウゴ)の2010年6月〜2011年6月分を1冊にまとめた本です。「管見妄語 大いなる暗愚」に続いて出版された本です。
 比較的大きな文字で行間や余白をゆったりとった体裁で1話3〜4ページという短い字数のコラムです。

 著者の藤原正彦氏は、「若き数学者のアメリカ」や「国家の品格」などでよく知られた人であり、数学者でありながら文学的なセンスをもった人です。外国の一流大学での研究生活の経験をもち、日本人としての矜持や武士道精神を大切にする考え方をお持ちです。
 本書は、そんな著者らしく短いコラムの中で、政治や経済や日本のあり方など多彩なテーマをあざやかに論評しています。きりりと背筋を伸ばしたような姿勢を持ちながら、ユーモアが随所に顔を出す名文が多く、ためになって楽しめます。
 また、生活の中での奥様との楽しいやりとりのエピソードもいくつかあり、とても楽しんで読ませていただいました。

 とても優れた本であり楽しんで読めたので、「管見妄語 大いなる暗愚」も読んでみようと思いました。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
藤原先生の軽快なエッセイです。
先生の専門は数学者でおられますが、いつも大局からの視点に感心します。

よくも悪しくも両極端に振れやすい日本人の意識を、冷静な視点からその季節柄の出来事にからめて語られます。
政治、国際、倫理観、宗教、自然など、日本人であることを意識させられます。

エッセイなので、気軽にさらっと読める文章(数学者とはとてもおもえないユーモアセンスがこれまたすごいです)でありながら、じわーっとこころに沁みます。
まよわず星五つです。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By akashishiuenomaru VINE™ メンバー
常識に基づくユーモアの利いたコラムは。手頃にして分りやすいのでとても気持がいい。リズム感もいい。経済の問題も政治の問題も小氣味よく分らせてくれるのもいい。美的センスを大切にするが故のよさなのだらうか。時々出て来ます昭和二十年代、三十年代の風俗について感情を籠めて描写してくれて追憶の情を高めてくれるのは有難い所である。合間合間に出て来ます愚妻や息子の手厳しいコメントには冷静なユーモアを感じると共に独創性を発揮する著者へのバランス感覚が秘められてゐるのかもしれない。そして、惻隠の国日本、文化の勝利長寿日本等の的確な指摘は秀逸なものであり、庶民の啓蒙の光となる名コラムであると私自身確信してゐる次第である。
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