「管理会計は、経営のための会計」という内容は、よく言われますが、
では、会社で使っている管理会計自体が経営に役立っているか、
経営判断に必要な数字が読み取れるものになっているかといえば、
必ずしもそうではないのかもしれません。
本書は、管理会計が必要な理由という、基本的な内容から、
具体的にどのような管理会計の形が、会社にとって有益なのか、
具体例やエピソードを交えて書かれています。
参考になった記述やフレーズ
・財務会計は港で待つ貴族のための会計。管理会計は船乗りの会計
・管理会計=原価計算という誤解
・価格は市場が決める(「売価=コスト+利益」でいいの?)
・いいものを作れば売れる?
・「忙しい」が口癖の営業マン(無駄な時間はないの?)
・ITのツールになり下がったCRM
・アドボカシー・マーケティング
・一人当たり売上高は企業規模に反比例する
また、他の方がレビューで書かれているように、
同著者が近い時期に出版された本にあった
具体例やエピソードと同じものがあります。
私が両方読んだ感想としては、
今勤めている会社が、管理会計自体がないというレベルなので、
上司・同僚・後輩に対して、その必要性を説明するには、
本書の方がそのまま参考になる記述が多いので、
買ってよかったと思います。
本の内容自体では、好みの問題ですが、
本書の方が、管理会計に関して顧客視点を取り入れようという内容に関して、
やや硬めに(十分わかりやすいですが)書かれているのに対して、
他書の方が、よりわかりやすく読みやすいということで、
こちらは★4つとさせていただきました。