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36 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
江戸中期の町人文化と算法のおもしろさを満喫,
By 栞ちゃん (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 算法少女 (ちくま学芸文庫) (文庫)
1973年に刊行され、一度は増刷中止となり、今回は待望の復刊だそうだ。この本を副教材として扱っていた数学の先生も少なくなかったらしい。帯には、「江戸時代にも算数好きの女の子がいた!和算の世界へいざなうジュニア歴史小説」とある。行間が広く、まず読みやすい。「なんで算数や数学を勉強しなきゃいけないの?」と思っている算数・数学嫌いの小中学生、逆に算数・数学大好きの子どもたちにもぜひ読んでほしい。 生活に必要で夢中になって算法を学ぼうとする貧しい子どもたちや、その子どもたちに教えながら、武士と対等に算法で勝負する少女おあきの姿は、とても爽やかである。 脇役として登場する大名、武士、俳諧人、医師、数学者、町の老若男女たちも、十分読者を楽しませてくれる。関孝和の流派と上方算法との対決も見所の一つである。
14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
著者の本書に対してのお気持ちが分かり丁寧に読みました,
By
レビュー対象商品: 算法少女 (ちくま学芸文庫) (文庫)
著者、遠藤さんが気持ちを込めてお創りになったことが、あとがきで良く分かる。出版社に何度となく重版のお願いをし断られ、復活ドットコムにより復活の兆しがでるが重版にならず悔しい思いをされていた。そのような中、ファンの声により筑摩から復活した。私はあとがきを読み書籍を手に取りましたが、著者のお気持ちが分かり、なおさら1ページ1ページ丁寧に読みました。 本書は、安永4年。武士だけではなく、街の商人なども学問を学びたいとしきりに思っていた頃の時代だという。その時代に、算法が強い少女がおり、藩主の姫君の指南役にというお話が持ち上がるというストーリーだ。 話しの中に出てくる算法を解いても面白いのかも知れません。(私は行ないませんでした。)
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
読みやすくて面白い,
By
レビュー対象商品: 算法少女 (ちくま学芸文庫) (文庫)
児童文学だけあって読みやすい。読み仮名が丁寧にふられているのも嬉しいです。 江戸時代の数学、和算をめぐって町医者の娘あきが活躍。 控えめで思慮深い主人公は、けっこう負けん気も強かったりして、最後には凄いことをやってのける。 周りの大人をしっかり見て、話を聞き、自分の考えを確立してゆく過程がしっかり描かれています。 実在の人物と架空の人物が入り交じり、若い読者がある日どこかで、登場人物の名前を見つけるのが楽しみ、と作者は言います。 これこそ読書の醍醐味、と言う作者にとても好感を持ちました。 本当にそう思う。 大人になって児童文学を読んでも、子ども時代に得られる感動は絶対味わえないのは残念だけれど。 でも自分が子どもの時にこの本を与えられたら、はたして読みきれただろうか? ちょっと自信がありません。
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