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第2回チベット旅行記 (講談社学術文庫 317)
 
 

第2回チベット旅行記 (講談社学術文庫 317) [文庫]

河口 慧海
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

第一回チベット入りの紀行と同じく、この本もまたきわめて信頼性の高いものである。慧海師の観察は、生物や民族の生態についても鋭い。ヤクその他家畜や、その乳製品などについて、あるいは遊牧民などについて。彼のチベット人の三区分(遊牧民、定住牧民、半農半牧民)は、今まで私が接したどの研究者の見解よりも正しいと思う。かように学術的資料としても貴重であるが、読み物としても、おもしろい。(川喜田二郎氏「解説」より)

著者紹介

1866年大阪堺生まれ。哲学館などに学び、東京本所の五百羅漢寺の住職となる。のち僧籍を離れ、仏教の原典を求めて1900年チベットに入る。わが国最初のヒマラヤ踏破者。日本チベット学の始祖。その後も中国、インド、ネパール、チベットを訪れ、「在家仏教」を起す。晩年は『チベット語辞典』の編纂にあたる。1945年没。


登録情報

  • 文庫: 282ページ
  • 出版社: 講談社 (1981/10/7)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061583174
  • ISBN-13: 978-4061583177
  • 発売日: 1981/10/7
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 371,606位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
今から100年前、ヒマラヤ越え等の幾多の苦難を経て、仏典研究の為に、当時厳しい鎖国を行っていたチベットに入った河口慧海の7年に亘る旅は、「チベット旅行記」全5巻に記されており、この書評でも取り上げた。

その旅の翌年、1904年には、河口慧海は再びインドに向う。ネパール、インドにおいて仏典研究に勤しんだあと、1914年に再びチベットを目指した。この旅を記録したのが本書である。しかし、河口慧海の死後長くこの記録は埋もれていたこともあって、この旅行の記録が刊行されたのはずっと後のことである。

さて、一回目の旅行から15年近くが経ち、世界の秘境チベットにも、かなりの変化があった。何よりもチベットが鎖国を解いたことによって、あるいは河口慧海の第一回旅行以来、日本人でチベットを訪れる者も増えたことなどもあって、チベット入りの困難さは大分和らいだといえるだろう。

勿論、山中での天候の急変により、あわや遭難といった危機にあったりしたことは、数多いが、それでも第一回の困難さからと比べると比較的楽であったようだ。

第二回旅行においては、植物採取を丹念に行ったが、この中から何種もの新種が発見され、その後の植物学に大きな貢献をなした。

又、これは第一回の時もそうであったが、景観の素晴らしさ、ヒマラヤの人々との交流などを、短歌に残しているが、第二回旅行記には、「雪山歌旅行」と称する部編を加えて、旅の困難さのみならず、ヒマラヤの絶景、その地に住む人々の暮し、人情をロマンを持って描写している。その、飾らないが真摯な文章は、当時のヒマラヤ山中の光景を、実に見事に描写しており、まざまざとその情景が目に浮かぶ。

夢とロマンの冒険談と言ってもよいかもしれない。第一回旅行と又、違った趣だが、大いに楽しめる旅行記である。

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