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第二次大戦とは何だったのか (ちくま文庫)
 
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第二次大戦とは何だったのか (ちくま文庫) [文庫]

福田 和也
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

第二次世界大戦は「民衆の戦争」と呼ばれたにもかかわらず、「わずか数名の指導者が基本的な決定を下し、人類の運命を左右した戦争だった」。彼らはどのような意志をもってその時に臨み、どのようなヴィジョンに支えられて行動したか。また、そのリーダーシップはどう発揮されたのか。世界が第一次大戦前のパワー・ポリティクスに回帰しつつあるかに見える現在、指導者たちの思想と行動の分析を通して歴史の教訓を描き出す。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

福田 和也
1960年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。慶應義塾大学環境情報学部教授。評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 282ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2007/07)
  • ISBN-10: 4480423532
  • ISBN-13: 978-4480423535
  • 発売日: 2007/07
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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15 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
人物史を通して大戦をみる、という試みが新鮮で面白かった。
本書を読んで、なんと先の大戦について知らないことの多いことか、と不勉強を反省した。
思想的な立ち位置にかかわらず、大戦をどのように認識するのかという問いはこれからも私たちについてまわるし、考えていかなければならないことだ。あまりに紋切り型の知識しかもちあわせていない、というのがきっと私たちの現状で、大戦に思いをはせる(想像力を働かせるだけでなく、事実の「正しい」認識も含めて)とことは必要だろう。政治的言説に振り回されるのを回避するためにも。
大戦を知ろうとするための、きっかけにはいい書物ではないだろうか。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 古本屋A トップ1000レビュアー
形式:文庫
相変わらずの博覧強記振りと、通常この手のテーマでは、触れることが少ない資料に及んで、縦横に論を展開。主張に対する同意不同意は別にして、読んで損は無い本。本書の中核は、列伝体にあった、為政者に対する著者の「批評」がバックボーン。「批評」を通じて「歴史」のイメージを浮かび上がらせようと言うもの。個人的な好き嫌いから言うと、やはり主張が強い「歴史」ものとは、本書に限らず、網野善彦、ホイジンガ、ブローデルなど、どれも評判に比して作為的でつまらないことが多いが、本書も結論的にはそうだ。本書をスリリングにさせるのは、どこかしら大戦の残虐行為にまとわりつく「サド侯爵的な」変態・アングラ・暗黒文学の色調だが、それを、「事実」としてさらりと描くところが、本書の味付けか。チャーチルへの厳しい批判的な言辞は、チャーチルの「鬼才」振りを否定するには余りにも弱く(私もあんな黄禍論者は嫌いだが)、はっきりしない評価の軸が却って露呈している。第一次大戦を第二次大戦より重視すると言う主張自体は、欧州に住んだり長期滞在の経験者にとっては、「普通の」印象だし、NHKの「映像の20世紀」でも第一次大戦が、事実上の「19世紀の終焉」を齎したことは、映像ではっきり描いていたと思うし、思想界での同大戦の影響は喧しく語られていた。でも、それにも拘らず、本書では、第2次大戦が、前の大戦と異なり、本当の「世界大戦」であったことや、原爆・アウシュビッツ・強制労働等々の巨悪の点ではスケールが圧倒的に大きいこと、そして、第一次大戦には「戦後」が存在し、評価が定めやすいが、第2次大戦には輪郭線を決定する「戦後」自体が曖昧であることが等閑視されている。尤もらしく見せるのが「批評」の技で、その点柄谷行人や浅田彰の「錯覚」技術は、著者より上で、著者は正直すぎるように思える。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 平和 トップ1000レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
第二次世界大戦の影響によって、今の各国のパワーバランスが形成されているという面では、歴史的な意味は十分にあった戦争だと私は考えます。特にアジアの植民地からの開放という歴史は今後何百年か後に日本が欧米と戦争を起こした結果得たものという歴史認識が一般的になってもおかしくないのではとすら思います。本書ではその第二次世界大戦の中で各国の中心人物の性格や経歴等も簡単に記載しています。特にヒットラーや東條英機などの敗戦国の悪の枢軸と呼ばれた人々が、実はそうではなかったという解説は、なるほど歴史とは勝者によって記されるものなのだという事を再認識させられました。
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