この本は名著である。刊行当時も多くの賞を受賞した。
ジャーナリストとしての体験を元にした歴史書としてはきわめて面白く読み応えのある優れた著作である。
しかし何が問題なのかというと「あまりにも偏向している」という点の一点に尽きる。
事実をねじ曲げてまで非難罵倒している悪意丸出しの本なのである。
そういうことは関心のある人間なら、つまりフェストなど複数のヒトラーの伝記を読み比べてさえいれば「誰でもわかる」のである。
つまりこの本に高い評価をしている人はヒトラーの伝記を、ナチスの現代史の本を読んでいないと言うことになる。読んでいて高い評価ならなお痛い人である。
わかりやすく言えばアイリス・チャンのレイプオブナンキンみたいな本なんであるこの本は
読み物としておもしろいからと言って、デタラメ誇張嘘というスパイスをふんだんに混ぜて「これが真実だ歴史だ」と読書にババ〜〜ンと提示するそんな本を評価していいはずがない。
特に最終巻である5巻にはホロコーストのことが書いてあるんだが間違いが100カ所以上もあるので、是非探して頂きたい。
のちに研究が進んで間違いであることがわかったというのもあるんだが、、
こういう本を「トンデモ本」と紹介して何かが問題でしょうか?私にはワカリマセン。
ヒトラーの伝記としてはヨアヒム・フェスト、ホロコーストについてはヒルバーグの大著がおすすめです。関心のある方は是非お読みください。