黒夢で「第一の扉」、サッズで「第二の扉」、そしてこのソロで「第三の扉」を開いたという事のようです。うーん、かっこいい。で、内容ですが、disc1に渋谷公会堂でのソロデビューライブ、disc2に「オーロラ」、「EMILY」のPV、そしてインタビューが収録されています。
まず、ライブのほうですが、これははっきり申し上げますと、あんまりいいライブとはいえないかと思います。どうも、清春氏が緊張しておられたのか、集中できていなかったのか、まだソロの曲たちを上手く歌いこなせてなかったのか、初めの方は上手く歌えてません(後に述べる黒夢の曲を中心に後半の数曲ではすばらしい歌が聴けます)。ですからこれは、ソロ初ライブという「記録性」を重視すべきものかと、えらそうですが、そう思います。「記録性」という視点で考えると、これはなかなか重要なライブDVDで、黒夢のごく初期の作品、「マゾヒストオルガン」、「百合の花束」、「If」(!)、「MISERY」(!)、「優しい悲劇」を熱唱してくれています。黒夢の昔からのファンの人なら、感涙モノだと思います。また、『poetry』収録の曲たちは、まだアレンジが確定していなかったと思われる曲がちらほらあって、「暗いくちづけ」、「闇」、「MERANCHOLY」なんかは原曲に限りなく近いであろうアレンジで聴けます。
PV集では、「オーロラ」がショートバージョンになっていて、オリジナルバージョンの趣が台無しになっていてがっかりします。オリジナルバージョンを買えという事なのでしょう。ちなみに「EMILY」は2バージョン収録されています。インタビューでは、なかなか興味深い話をしてくれていて、「僕以上に〈黒夢〉はいませんからね」という言葉には思わず、「ウォー」と言わずにはいられません。