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第七官界彷徨 (河出文庫)
 
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第七官界彷徨 (河出文庫) [文庫]

尾崎 翠
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

人間の第七官に響くような詩を書きたいと願う少女・町子。分裂心理や蘚の恋愛を研究する一風変わった兄弟と従兄、そして町子が陥る恋の行方は? 忘れられた作家・尾崎翠再発見の契機となった傑作。

内容(「BOOK」データベースより)

七つめの感覚である第七官―人間の五官と第六感を超えた感覚に響くような詩を書きたいと願う、赤いちぢれ毛の少女・町子。分裂心理や蘚の恋愛を研究する一風変わった兄弟と従兄、そして町子が陥る恋の行方は?読む者にいまだ新鮮な感覚を呼び起こさせる、忘れられた作家・尾崎翠再発見の契機となった傑作。

登録情報

  • 文庫: 189ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2009/7/3)
  • ISBN-10: 4309409717
  • ISBN-13: 978-4309409719
  • 発売日: 2009/7/3
  • 商品の寸法: 15 x 10.2 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 24,373位 (本のベストセラーを見る)
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15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
都会の一軒屋を借りて、2人の兄と従兄弟の兄たちと同居する女の子の物語。
風変わりの兄たちと繰り広げられる同居生活と会話のやりとりが奇妙でありながらも生活感があって飽きさせない。
夢ともうつつともつかない眠幻覚のような不思議な感覚に魅了される。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
1931年に発表されていたというから多喜二「蟹工船」や横光「機械」とほぼ同じころ。1969年に見出され、現在再び評価が上がっている尾崎翠さんは、長らく「忘れられた作家」だったらしい。しかし本当に「忘れられた作家」は「忘れられた」ことさえ忘れられてしまうのですから、力があることは確実です。

一読後、即座にその力の存在には気付くのですが、どこがすごいのか判明としない奇妙な魅力のある小説です。主人公の少女は人間の「第七官」に響く詩を書きたいと上京して兄たちと同居するのですが、まず「第七官」なるものが分かっていないという奇妙さ。一応、「無意識」や「忘我の境地」や「我をも忘れる恋」や「物質の世界」といった人智を超えた感覚らしくはあるのですが、明確にはならない。しかも二人の兄は患者に恋した精神科医だったり、コケの恋を研究する研究者だったり。。。ぶっとんでます。それでいで文体はいたって普通で読みやすい。

自分が望んでいるものがわからないまま、手探りで、それでもいろんなことが起こる、すばらしい「彷徨」小説。「蟹工船」もある意味奇妙だけど、ここまでではない。傑作。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この作品は とても不思議な作品であり、一度目は微妙な感覚を受け二度目は面白いと思うようになり三度目には世界観に浸っている自分がおりました。

第七官界彷徨というのは作品の内容ではなく、読み手の脳内で行われる事ではないのかと思いました。
読めば読むほど味の出る書物であります。
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