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笛吹川 (講談社文芸文庫)
 
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笛吹川 (講談社文芸文庫) [文庫]

深沢 七郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

武家に翻弄された農民一家六代の酸鼻な運命甲州武田家の盛衰とともに生きた、笛吹川沿いに暮らす農民一家六代にわたる生と死の物語。土俗的な語りによって、独自の鮮烈なイメージを描き出した著者の代表作

内容(「BOOK」データベースより)

信玄の誕生から勝頼の死まで、武田家の盛衰とともに生きた、笛吹川沿いの農民一家六代にわたる物語。生まれては殺される、その無慈悲な反復を、説話と土俗的語りで鮮烈なイメージに昇華した文学史上の問題作。

登録情報

  • 文庫: 272ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/5/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062901226
  • ISBN-13: 978-4062901222
  • 発売日: 2011/5/11
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 83,742位 (本のベストセラーを見る)
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
傍観 2005/7/13
By awayama
形式:文庫
甲府と石和の間を流れる笛吹川の土手の小屋に住む一家を六代にわたって描いた長編。「お屋形様」(武田家)との関わりによって、家族が次々に死に、殺される顛末が描かれているのだけれど、深沢氏の筆致は淡々としていて、心理や感情を排して傍観者として見つめている。そのヒューマニズム臭くないところがとても好きだ。生きていく上で生じるいざこざやズレを人間の大きな流れの中にある「営み」として無言のうちに肯定されているようで緩やかな気持ちになる。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By twi
形式:文庫
深沢七郎は、風流夢譚事件や、いきなり曳船で今川焼屋を始めるなどの奇行
のゆえか、キワモノ作家と思われているふしがある。
とんでもない誤解であり、川端、三島、谷崎に匹敵する作家だった。
すくなくとも三島よりは遥かに上だった。
彼の代表作がこの作品だ。最高傑作は幾つかの短編だと思われるが、この作品には深沢のメイン・テーマが全て描かれていると思う。
また深沢というと人間滅亡教だが、それは思想家としての深沢であり、芸術家と
しての深沢は人間滅亡教よりも遥かに大きい。
この作品を読むと、いつも彼の愛犬のエピソードを思い出してしまう。
愛犬が出産時に死んでしまった時、彼は獣医に元気に産まれた仔犬を全部安楽死
させてくれと頼むのだ。母犬が死んでも子犬は育つと獣医がいくら説得しても、
深沢はワアワア泣きながら安楽死を頼み込むのだ。薄情ゆえではない。むしろ逆だ。
これが深沢七郎なのだとしか言いようが無い感受性である。
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