芸能人の実話だったりネタだったりする、1ページもない小咄がひたすら続くネタ帳。電車など1駅で数ネタ読めそうだ。芸人が山ほど出てくるが、笑わせられても傷つけてる芸人が一人もいないのがいい。どれも下らないというか他愛もないが、こういうネタを途切れなく仕込んでくる人脈と、笑い話に開花させてしまう高田文夫の力はすごい。「もう中学生」が鶴瓶と初めて会った時のネタやら、北野武監督のガキみたいな落書きやら…のりピーや勝新のクスリものはちょっとネタ使い回し気味だが、ネタのダブり感もほとんどない。にしても、のりぴー事件でコメントしてた「やくみつる」ねえ……こんな調子で手を変え品を変え237連発。今はやりのお笑い界から落語界、音楽、スポーツ、デブ界まで笑い倒す。松村邦洋なんて母親の葬式もネタにされてるのに、面白く料理してもらえている。芸人への愛があるからこそ、こんなに笑われても「高田先生」を慕う芸人が引きも切らないのだろう、と思った。