タイトルでは『笑って禁煙できる』と書いてありますが、基本的に笑って読めるのは
すでに禁煙をするんだと固く決意した人限定だと思います。
もう、禁煙する、禁煙したいことがわかっている人には笑って楽しめるでしょうね。
一応、禁煙の本なので、年間の死者数だとか、海外のタバコパッケージ(実際には
グロ写真のオンパレード)なんてものも載ってはいるため、まだ本気でやめたいと思えていない
人には不快な部分もあるかもしれません。
でも、この本で一番の特色は、そのようなデータ部分ではありません。
喫煙状態の人体がどれだけニコチンに意志を拘束されているか、と一緒に、どれだけ
喫煙者が自分の思い込みで「禁煙」のハードルを高くしてしまっているか、を教えてくれます。
この本では一般的な意味での「禁煙」は勧めていません。「ノンスモーカー」になることが目標なのです。
人は生まれた時、みんなノンスモーカーでした。小学生の時もタバコは吸っていなかったけれども
それを苦痛には感じていませんでした。その状態を取り戻すのがこの本なのです。
「禁煙本」であると同時に、「発想転換の本」でもあり「ポジティブ・シンキングの本」でもある
という珍しい性格のこの本は、一般的な「禁煙」に限界を感じた時に読むのがよいでしょう。
「簡単に禁煙という拘束を続ける」のではなく、「簡単にタバコから解放される」ための本です。