この本はある集会で人に薦められて買って読んだ。その人は「何度も涙した」といっていたが、感情の起伏がちいさくなっている自分は涙は出ないだろうと思って読んだが・・・、でも本当だった。電車の中で涙をこらえるのが辛かった。
終末期の問題を扱っているが難しい理屈は書いてない。また、日本の病院経営は差額ベット代を取っても赤字の病院ばかりだという。しかし、そんな現状を描く政治的な本でもない。「患者さんの笑顔を見るのが何よりうれしい」という医師やスタッフの想いが医療の本質、あるべき姿なんだと感じさせてくれた。そこに涙した。
そして、終末期に不採算覚悟で患者本位の医療を実践している病院とそのスタッフ達にエールを送りたいと思った。そこで私は、城北病院と同じように頑張っている地元の医療生協に早速電話をして、出資金の申し出をした。出資金は利息はつかないが、返ってくるお金だ。今すぐ使う予定のないお金は誰でも普通は銀行に預金していると思う。銀行に預金しても今はほとんど利息がつかないだけではない。確か田中優さんという人の話をネットで読んだが、私達の預金でアメリカの国債が買われ、日本がアメリカ国債を買い支えているおかげでアメリカはイラク戦争やアフガニスタン侵略なんかができるという関係があるそうだ。このことがずっと気になって、どうしようかと迷っていたので、これだと思った。銀行預金よりもずっと生きた使い道として出資金はグッドアイデアだと思う。皆さんもいかがですか。
この本はほんとにお薦めです。