「面白南極料理人」の続編かと思いきやちょっと違う。あいかわらず、ノリとインスピレーションで足りないものを補い、大食いのおじさん達にご飯を作りつつ、呑みかつ食らう(?!)宴会大好きおじさんの飲ん兵衛な日々のお話ですが。(笑)
一章ごとに、著者が参加した二回の南極調査隊の思い出のエピソード&それにまつわるレシピが掲載されているのは、「面白南極料理人」よりは料理本っぽいですね。前著には詳細なレシピが載っていないので、料理名からどんなものを食べているのか妄想できても、想像は出来ませんでしたから。伊勢エビの団子など材料的に忠実に真似するつもりの無いレシピもあるので、読んですぐ作りたいタイプの料理本ではありませんが、やはりお料理って困った時には無いものを捏造するインプロバイゼーション的な機転も必要なのね、と思いました。
ただ本全体の構成は、「面白南極料理人」のほうが起承転結がしっかりしています。時系列的に分かりやすいというべきかな。前著では書かれなかった第30次隊と前著で書き損ねた(らしい)38次隊のエピソードが入り乱れていて、最初の章が30次隊だったから次の章も同じ頃のお話なのね、なんて気楽に構えていると肩透かし食います。章ごとのタイトルからもどの次隊のどの時期の話なのか類推しにくいのも難点ではないでしょうか?
全体的な読み物としては、前著に劣るので、星3つ。構成については、編集側にも落ち度があると思います。