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笑う男 (創元推理文庫)
 
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笑う男 (創元推理文庫) [文庫]

ヘニング・マンケル , 柳沢 由美子
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

正当防衛とはいえ、人を殺したことに苦しむヴァランダー。警察官を続けるか否か悩む彼のもとへ、友人の弁護士が訪ねてきた。父親の死に腑に落ちない点があると言う。しかしヴァランダーに他人に力を貸す余裕はなかった。だが警察を辞める決心をした彼が見たのは、その友人が殺害されたという新聞記事。事件を追い始めた彼の身に犯人の魔の手が迫る。ゴールドダガー受賞シリーズ。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

柳沢 由実子
1943年岩手県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業、ストックホルム大学スウェーデン語科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 544ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2005/9/30)
  • ISBN-10: 448820905X
  • ISBN-13: 978-4488209056
  • 発売日: 2005/9/30
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 54,367位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
ヘニングマンケルシリーズお馴染みの飾らない主人公とともに繰り広げられるストーリー。今回は主人公クルトが精神病からの復帰のきっかけとなった事件。
事件が動くまでは少々時間がかかりますが、新しい女性の同僚の登場などあり、時と世代を感じさせるマンケル流の憂いがあります。それに加え、世界問題の最先端を捉えたストーリーはかわりなし!色あせない緊迫感と胸うつ事件。読もうかどうか迷ってる人は是非一読と薦めたいです。
文章も短文で、読みやすいですよ、暇な時間に楽しめます。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ヘニング・マンケルの<ヴァランダー警部>シリーズ第4弾。
前2作『リガの犬たち』『白い雌ライオン』は、それぞれラトヴィアの独立運動、南アフリカの人種差別問題を扱った国際的な謀略冒険小説的な色合いが濃かったが、本書はスウェーデン国内に根を下ろした警察捜査小説である。

事件はひとりの老弁護士が交通事故に見せかけて何者かに殺害されるところから始まる。今度はその息子の弁護士が射殺される。さらに、彼らの弁護士事務所の秘書が、自宅の庭に地雷を埋められる。そのうえヴァランダー警部と同僚が乗った車が捜査中に尾行され、車に仕掛けられた爆発物で爆破され、あわやという目にあう。そのほかにも、件の弁護士親子に脅迫状を送った会計監査官の不審な自殺など、物語の前半は謎に満ちていて、イースタ署の面々も五里霧中の状態である。

そんななかでヴァランダーが目をつけたのは、ファーンホルム城という中世の城郭に住み、自家用ジェット機で世界を駆け回る国際的な企業家であり富豪の男だった。しかし彼は各国の研究機関から名誉博士号を贈られるほどのスウェーデン国内でも人望が厚い有名人だった。ヴァランダーは、まるで治外法権を持っているようなこの“笑う男”の真の姿に迫るべく悪戦苦闘するのだった。

本書が本格的な警察小説であることもさることながら、読みどころは、前作で大きなトラウマを抱え、うつ状態に陥り休職し、警官を辞めようとまで決意したヴァランダーが、彼の助けを請うために訪れた息子の弁護士の依頼を一度は断ったのだが、この旧知の友人の殺害事件をきっかけに復職し、折りに触れて描かれる心の葛藤である。彼は公私にわたるあらゆる問題について自問自答を繰り返すのである。

また、彼がいつも胸に抱く「今は新しい時代であり、新しい世界の新しいやり方がある」を象徴するかのように新人の女性刑事が本書で初登場するのも忘れてはならない。

本書は、次の第5弾・シリーズ屈指の名作『目くらましの道』につながる、ヴァランダーの物語のひとつの折り返し地点に位置するのではないだろうか。
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形式:文庫
本書のベストセリフ
「夢?警察官が夢を見るのか?」

"クルト・ヴァランダー"シリーズ第四作。
人権擁護国家スウェーデンの珠玉の警察小説。
正当防衛で悪人を射殺した主人公が、
罪悪感に苦しみ1年半も鬱病になって休職してしまう展開は、
正義の殺人を賛美するありふれたアメリカミステリにはありえない展開。
B級アメリカ文化に汚染された心が浄化されます。
総合評価はもちろんヒラリー・ウォー には劣るが、
上品さや美しさは素晴しい!
私生活ボロボロで夢も希望もない主人公が、
スウェーデン経済界の大物が画策した巨悪に挑む!
大金を持っている者は悪い事をしたからだという世界観も素晴しい!
公私混同しない私利私欲の無い警官なんて現実にはいないだろうが、
小説なんだからヘニング・マンケル のように理想の警官を描いて欲しいですね。
オイコラ!と威張って悪人を合法的に射殺したい奴が警官になる時勢だもんなw
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