まず、中国ジョーク満載で、思い切り楽しい。相原先生ならでは、真骨頂、と思いました。
この本は、エッセイ、に括られるのでしょうか。タイトル、表紙の挿絵、共に軽いので、サラッと読むつもりで手にしました。でも、違いました。この本は、内容、濃いです。濃い、と言う意味は、学習者は学習に、講師は教場で、大変有意であると言う意味です。
1章から3章で、読者は十分に中国語のジョークの世界に引き込まれます。そして、4章は全く違った形態で独立しています。本文、ピンイン、用語解説、訳、と、余分な文章が無く、学習者が勉強し、「ものにする」ために考えて構成されています。CDも付いていますし、何より良い点は、五つのチェック項目が付いていて、学習者が実際に中国語のジョークをものにするための心遣いがなされている点です。この本を手にした読者が、中国語のジョークの楽しさに目覚め、そして、そのジョークを自分の持ちネタにする、この最後の到達点に自然に至るための動機付けに、この五つのチェック項目の設置が役立っていると思いました。小さなことのようですが、4章が独立し、チェック項目が設置されている点、ここは大変優れたところであると思いました。
私は教える立場にありますが、この本は一冊あれば、教室で相当使えるな、これがこの本を読んでみた実感です。