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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
笑って泣いて、読後に心温まる。木内昇さんの直木賞受賞第一作はすごいぞ!,
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レビュー対象商品: 笑い三年、泣き三月。 (単行本)
終戦直後、焼け跡の浅草が舞台の長篇小説。売れない芸人(善三)と戦災孤児(武雄)、復員兵(光秀)と踊り子(ふーこ)が一つ屋根の下で暮らすうちに、奇妙な友情が芽生え、それぞれが抱える深刻な事情が明らかになるというストーリーだ。しかし、食うものにも困り、明日への希望もない彼らの言葉に救われる気持ちがするのはなぜだろう。まるで映画「ニューシネマパラダイス」エンドロールのように読後に蘇ってくる言葉がある――。「人間、笑いたいときに笑えて、泣きたいときに泣けたら、だぁれも映画や実演なんか観ようとは思わないのよ」(保)「たった七人の職場じゃないの。私たち、戦争を生き抜いたのよ。楽しくやらなきゃ、損よ」(ふーこ)「ほんとに笑いというのは、不思議なものよ。簡単には正体掴ませてくれんのよ。でもね、坊ちゃん。どうぞ笑って生きてください。これからいろんなことがあるやろうけど、どうか、笑って生きてください。それがおじさんの、たったひとつの望みよ」(善三)
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
美しい小説,
レビュー対象商品: 笑い三年、泣き三月。 (単行本)
某全国紙の書評で目に留め早速手に入れて読んだが 個人的に今年一番の「グッとくる」本だった。 そこここに散りばめられた キラキラ光る珠玉の言葉に感心し、泣いてしまう。 買出し先で主人公の漫才(というより万歳)師が ふんぞり返る百姓に言う 「お百姓は作物を育てる。それだけですごかことなのに なして敬意をほしがっとね」の一言を 亡くなった祖父母に読んであげたいと痛切に思った。 ン十年前の幼い頃、繰り返し語られた祖父母の 食料調達の苦い、そして屈辱的な思い出とあまりに似ていたため 他人事とは思えないほど身にしみたからだ。 美しく品格ある小説を久しぶりに読んだ気がする。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
名作です,
By ロッキー (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 笑い三年、泣き三月。 (単行本)
戦後間もない、浅草、上野を舞台にした物語。戦争孤児や、売れない芸人など、小さなストリップ小屋で働く人たちの日々を描いています。 登場人物のキャラクターがしっかりしていて、いい話です。特に戦争孤児の武雄と芸人の善造のかかわりがとても良い。 武雄が幸せになってほしいと、読む私も願わずにはいられなくなりました。 カメラに興味を持つ武雄。そのカメラがラストの部分で、効果的に使われていて、号泣してしまいました。 「漂砂のうたう」で直木賞を受賞されましたが、こちらの方が傑作だと思います。
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