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笑いを科学する―ユーモア・サイエンスへの招待
 
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笑いを科学する―ユーモア・サイエンスへの招待 [単行本]

木村 洋二
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

木村 洋二
1948年八戸市に生まれる。1977年京都大学大学院文学研究科(社会学専攻)博士課程修了。関西大学社会学部教授日本笑い学会副会長ユーモア・サイエンス学会会長関西大学ソシオン研究プロジェクト・ユニット主幹。2009年8月19日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 247ページ
  • 出版社: 新曜社 (2010/02)
  • ISBN-10: 4788511266
  • ISBN-13: 978-4788511262
  • 発売日: 2010/02
  • 商品の寸法: 21 x 15 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 進化論や脳科学を援用して「笑い」に迫る, 2010/2/10
By 
お気に召すまま (埼玉県) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 笑いを科学する―ユーモア・サイエンスへの招待 (単行本)
「ヒトはなぜ笑うのか?」という問いは、答えるのが難しい。「可笑しいから」では答えにならない。可笑しいときに、なぜ、泣くのでも、怒るのでも、叫ぶのでもなく、笑うのかが問われているからだ。<どういう場合に>人が笑うかについては、古来、哲学者の学説や多くの文学作品、そして我々の経験が十分に明らかにしている。我々が知りたいのは、「なぜ、可笑しいときに、突然爆発的に、あのような横隔膜の振動と顔面筋肉の痙攣が起こるのか?」ということである。だからこの問いには、心理学、生理学、脳科学などの科学的探究が不可欠である。また、我々の大笑いと、赤ん坊の微笑み、大人の苦笑い、軽蔑の笑い、思い出し笑い、Hなオヤジのニタニタ笑いなどが本当に同じ「笑い」なのかどうかも明らかにしなければならない。だが、日本には「きまじめな」学者が多く、<笑いの研究>には研究費が付かないのだ。本書の編者・木村洋二氏が、唯一、関西大学から得た予算のタイトルは、「おおらかな信頼社会の構築に向けたユーモア・コミュニケーションの総合的研究」という苦心作だ(p230)。そんな悪条件の中、本書には、笑いへの多面的なアプローチが充満している。木村洋二「笑いの統一理論」、中井久夫「笑いの生物学を試みる」、雨宮俊彦「笑いとユーモアの心理学」、野沢孝司「笑いの脳科学最前線」などが科学の観点からは貴重だ。笑いの本質は、スペンサーやフロイトの考察を現代化した木村論文によれば、人間が外界を認識し対応しようとする緊張が突然解けて、そのために高められたエネルギーが放出されることにある。笑いによって「緊張を解く」ことの重要性・有益性は、横隔膜の発達による発声という進化論的な裏づけもある。微笑や苦笑いまでを統一的に説明しようとする意欲的な試みだ。
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5つ星のうち 5.0 ★笑うと「再起動」できる!!!!!!, 2011/3/25
レビュー対象商品: 笑いを科学する―ユーモア・サイエンスへの招待 (単行本)
『笑いの力』より

ユーモアは、失敗や苦悩の重圧、欠乏や迫害の恐怖から
精神を開放する力ももっている。
阪神淡路大震災のさなかのユーモアである。
余燼(よじん)くすぶるなかを顔見知りが自転車で通りがかった。
「お宅はどうでっか?」と被害を心配する知人に、そのおじさんは
「いやー、うちは貴乃花ですわ!」と大声で言いながら自転車を
こぎ去ったという。当時、日本相撲界のヒーロー貴乃花関は、
「全勝」街道を驀進(ばくしん)し、日本中が熱狂していた。
その人はすべてが焼失したその日、貴乃花の全勝に懸けて、
全焼を笑ったのである。不屈のユーモア魂というべきだろう。

『苦難を乗り越える』より

フロイトが、笑いをナショナリズムの勝利であると表現したことは
周知のごとくである。アウシュビッツ収容所に在って、
毎日の笑い話を義務にしていたと語るフランクルは、
ユーモアをして魂の武器だと書いた。
笑うことによって私たちは、バーガー言うところの
「日常的な実存を超越」することができるし、
「どんなジョークでも」そうした笑いをひきおこすことができる。
加えてバーガーは、「このもうひとつの現実がひとを癒す」性質を
もつことを示唆している。よって、ユーモアのセンスを有することは、
死に対する恐れを減少させ、医師のみならず、看護師、警官、消防士、
救急救命士など、精神の危機的状況に繰り返し直面せざるをえない職業の
人々にとっては、切実に必要なものと見なされるのである。

☆田中芳樹『銀河英雄伝説』の一節
「ジョークだけでは生きられないが、ジョークなしでは生きたくないね」
 を思い出す今日この頃…
 早く日本が明るくなりますように!!
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3 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 日本初の「笑い」の教科書!, 2010/1/29
レビュー対象商品: 笑いを科学する―ユーモア・サイエンスへの招待 (単行本)
この本は、数年前から企画していましたが、編著者の木村洋二関西大学社会学部教授は
惜しくも昨年夏、癌で亡くなられてしまいました。
この本は木村教授の遺作であるとともに、残されたユーモアサイエンス学会のメンバーの
今後の笑いの科学研究に向けての1つの計画書でもあります。私どものプロジェクトでは
毎年関西大学で「笑いの科学」という授業を開講しており、また大学コンソーシアム大阪という
特定非営利法人の団体で「大阪発・笑いの科学」という一般の方向けの授業を行っています。
これらの講座は、あの有名な吉本興業というお笑い大企業から支援をいただいて行っております
「吉本看板講座」です。その授業用に編集しましたテキストとして、この本を出版することになりました。
この本のコラムでは、吉本興業会長の吉野伊佐男さんをはじめ、「佐賀のがばいばあちゃん」で
有名な島田洋七さん、日本の精神病理学の草分け的存在である中井久夫先生、「丸山真男の時代」を
書かれた竹内洋先生、「笑いとユーモア」の著者で日本笑い学会副会長の織田正吉先生、
金城学院大学学長で日本で最初にターミナルケアを始められた柏木哲夫先生など錚錚たる面々の
先生方に論文やコラムを書いていただいております。
帯の言葉より:「世界の注目を集めた木村教授の笑いの科学的測定法と、壮大な理論仮説
「笑いの統一理論」を大公開!関西大学講義「笑いの総合科学をめざして」を軸に、
人文科学、文学、医学、脳科学等、多領域の泰斗新鋭が総結集。現代科学はコシャクな
笑いの謎にどこまでせまれるのか!?」
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