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ただでさえ入り組んだ問題を扱っているのですから、文中に登場する人名、地名、古文書名、役職名などには、フリガナを徹底して欲しいものです。「金ナントカという人が東ナントカという古文書の中で言っているナントカは実はナントカ島のことだ」では、頭への入り方・残り方が違います。
この点に不満がありますが、竹島問題を考え始める最初の一冊としてはよい入門書だと思います。このような手軽な入門書がもっと増え、質も高まっていってほしいものです。
複雑に見えがちな竹島問題ですが、日本が竹島を自国領と見なしていた最古の古文書と日本の実効支配の歴史を軸にして整理すれば、意外に単純に日本の領有権に分があると言えることが、この本を通じて学べました。結局竹島問題とは、韓国人の歴史認識、反日感情の問題であり、韓国国民の対日認識が変わらない限り、竹島問題も永久に解決しない。これが、本書読了後に得た結論です。
本書で論じられている古文書や古地図を自分自身で確認したわけではないこと、この本がもちろん日本側の立場で書かれていることなども念頭に置きつつ、批判的な視点を忘れずに読んでください。