竹内文書の解説書と言えば、古代の日本語の解釈に終始するようなものが多く、読むのがつらいのだが、この著者は前著でその解説は終わっているらしく、この本では「日本の天皇が天空浮舟(あめのうきふね)を使って世界を支配していた」ことの証拠を、物証、地名などの言葉から探して行く。
「竹内文書とインディアン伝説の共通点」「日本とアメリカを結ぶ縄文文化」「マヤ暦と古代日本の暦の共通点」など、非常に分かりやすく古代日本とアメリカとのつながりを探ってゆく。
特にアメリカ大陸の先住民であるインディオの言葉に残っている日本語は驚きである。
ブラジルに開拓移民として渡った日本人が、「奥地に行くほど自分たちより古い日本の入植者がいた」という言葉を残していることがそれを象徴している。
地名やインディアンの種族名の語源解釈に関しては素直に納得できないものも多いが、間違いとも言いきれないだろう。
全体的に非常に読み易く分かりやすい本である。竹内文書の入門にはこちらの方がいいような気がする。