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竹光始末 (新潮文庫)
 
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竹光始末 (新潮文庫) [文庫]

藤沢 周平
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

世の中変っても、変らないのは男の心―。一家の糊口を凌ぐために刀を売り、竹光を腰に仕官の条件である上意討へと向う浪人の心意気『竹光始末』。口喧しい女房を尻目に、藩の危機を未然に防ぐ一刀流剣士の手柄『恐妻の剣』。他に『石を抱く』『冬の終りに』等、小説巧者藤沢周平が、世の片隅で生きる男たちの意地と度胸を、ユーモラスに、陰翳豊かに描く傑作時代小説全6編。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

藤沢 周平
1927‐1997。山形県生れ。山形師範卒業後、結核を発病。上京して五年間の闘病生活をおくる。’71(昭和46)年、「溟い海」でオール読物新人賞を、’73年、「暗殺の年輪」で直木賞を受賞。時代小説作家として、武家もの、市井ものから、歴史小説、伝記小説まで幅広く活躍。『白き瓶』(吉川英治賞)、『市塵』(芸術選奨文部大臣賞)など、作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 304ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1981/11)
  • ISBN-10: 4101247021
  • ISBN-13: 978-4101247021
  • 発売日: 1981/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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By nh
形式:文庫
時代小説というと、小気味よい主人公とそれを支える美人、頼もしい子分格の若者、というのが思い浮かぶのだが、藤沢周平は違う。
もちろん、頼もしい健脚が主人公の小説もあるけれど、現代劇のサラリーマンのような、平凡な小心な小さな善人が迷いながら、今日より明日が幸せになりますように、と願う生き方を描いてくれると、「さすが藤沢周平!」と思う。

この「竹光始末」に書かれた6編の短編は、どれもそう。主人公は特別のヒーローではない。
それだけに人として、こんな風に生きたいという、等身大の魅力がある。

中でもいちばん魅力的なのは、「遠方より来る」の平九郎。
ぼくの好みかもしれないが、大言壮語はするわ、人を頼るわ、妙な自信を持っているわ、なんだか憎めない。
憎めないので、主人公の三崎甚平も、士官の口を探してくれる。

「食わせ物」なので、結局だめになるのだけれど、そのときの往生際が実に小気味よい。
人間、こうでなくっちゃ!
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
変らぬ人情 2007/7/1
By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:文庫
人生の機微とほのぼのとした人情を描いて、相変わらず読む者の心を温かくしてくれる好短編集。

タイトル作「竹光始末」は糊口を凌ぐため、大切な剣を売ってしまい、竹光を差している浪人が仕官のため、戦いに挑むというもの。切羽詰まった状況の筈なのに、読む者に不思議なユーモアとペーソス感を与える筆運びが素晴らしい。また、浪人夫婦が子沢山なのが微笑ましい。主題は夫婦の愛情物語だったのですね。「恐妻の剣」は家庭持ちの男なら微苦笑せずにはおられない。私も秘めた(?)能力を、ここぞと言う場面で発揮したい。

いずれもハデな物語ではないものの、各々人間の心、男女の機微をしっかりと捉まえて、読む者に勇気と感動と微笑を与えてくれる秀作。
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By hiraku トップ1000レビュアー
形式:文庫
藤沢周平の作品集です。外れない作品集です。普通の人々の生き方は時代が変わっても、変わらない。時代が変わっても、生きる事柄は変わらない。大切なものはもっと変わらない、ということを教えてくれます。いいですやっぱり。なんとなく生活に疲れたり、違和感を感じたときにチョット手にとって読んでみると、一服の清涼剤になります。ワンコインで贅沢な気分が味わえる作品集です。
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最近のカスタマーレビュー
ラジオ朗読されました。
2009年6月、東京のラジオ局ニッポン放送では1年間に渡り藤沢周平作品の朗読番組を毎週日曜日朝6時20分より放送している。「花のあと」「玄鳥」「竹光始末」「ちゃん... 続きを読む
投稿日: 2009/10/17 投稿者: あららあ
昭和50年代の藤沢作品代表作
初出は昭和51年7月立風書房。藤沢ファンはご存じのように表題作『竹光始末』はあの山田洋次監督の『たそがれ清兵衛』の一部として使われていて、この映画をご覧になった方... 続きを読む
投稿日: 2007/9/24 投稿者: voodootalk
浸りました! この侍 みんな人が良過ぎ!!
この本の奥付を見ただけで凄さが解かる。

■ 竹光始末:... 続きを読む
投稿日: 2007/2/6 投稿者: rock-c
討つ
 

どうして面白いんでしょう。
筋立てはどこかパターン化しているようにも思えます。... 続きを読む

投稿日: 2004/9/19 投稿者: クックロ
あるある・・・
とても読みやすい時代小説だと思う。
短編集なので、通勤電車で読んでしまったが、余韻にひたれる状況で読みたい本だ。... 続きを読む
投稿日: 2003/4/8 投稿者: little_marron
短編2編寸評
短編集である。「竹光始末」ほとんど映画にもなった山本周五郎「雨あがる」の世界。しかし藤沢調ではある。山本は長屋生活も体験しているのに(しているからこそか)小説の中... 続きを読む
投稿日: 2001/7/29 投稿者: くま
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