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竹中郁詩集 (現代詩文庫)
  

竹中郁詩集 (現代詩文庫) [単行本]

竹中 郁
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

竹中郁の詩は前期においてはモダニズム、中期以後においては、ロマンチシズムの色を濃くして、しだいに、人生的・社会風刺的な傾向を示しているが、一貫して、きわめて清新、明快、平明の独自の詩境を展開している。〈ソフトカバー〉

登録情報

  • 単行本: 158ページ
  • 出版社: 思潮社 (1994/11)
  • ISBN-10: 4783708932
  • ISBN-13: 978-4783708933
  • 発売日: 1994/11
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 836,933位 (本のベストセラーを見る)
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郁さんの詩業 2006/2/24
形式:単行本
郁さんの詩業に接していていつも感じるのは、彼は詩人であるというより寧ろ、彼こそが詩そのものだったのだなという感慨だ。

「光の詩人」と称された郁さんは、若年期にはモダニズムの洗礼を受け、その透明な感性によって次々と稀な輝きを放つ、言葉の宝石を生み出していった。この詩集でも彼のモダン期の作品がたくさん収められているので、我々のような後の世代が彼の詩業に接するにはうってつけだ。

そうして頁をめくっていくと、途中から彼の文体がまったく様変わりしている事に気づく。戦前には裕福な家庭に育った郁さんは、だからこそのスタイリッシュな感性を身に着けていたともいえるのだが、敗戦によって等しく困窮した生活情況にさいなまれて彼の詩も変わった。寧ろここからの詩が、一人の生活者としての竹中郁を知るために最も興味深いものだろう。

生活情況によってここまで詩が変わるものだろうか。作為をもって書かれた詩には、根本的な影響やそれに伴う変化は、或いはないのかもしれない。しかし「天性の」詩人たる郁さんにこの情況の変化はきわめて甚大な影響を及ぼすものだったに相違ない。そして、我々はこのように変化する詩人の業を眺めては、その感性の透明さにまた溜め息をつくことになる。
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