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竹の民俗誌―日本文化の深層を探る (岩波新書)
 
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竹の民俗誌―日本文化の深層を探る (岩波新書) [新書]

沖浦 和光
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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知に歴史あり ~ 教養新書特集
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

日本人にとって最も身近な植物のひとつである竹.日常生活に欠かせなかった竹箒や籠,箕など竹細工の技術は,先住民である山の民によって伝承されてきた.竹にまつわる記紀神話や『竹取物語』などは,ヤマト朝廷によって抹殺されたもうひとつの日本歴史を暗示する.各地に残る竹の民俗をたどり,日本文化における「聖」と「賤」の深層を探る.

内容(「BOOK」データベースより)

日本人にとって最も身近な植物のひとつである竹。日常生活に欠かせなかった竹箒や篭、箕などの竹細工の技術は、先住民である山の民によって伝承されてきた。竹にまつわる神話や『竹取物語』などは、ヤマト朝廷によって抹殺されたもうひとつの日本歴史を暗示する。各地に残る竹の民俗をたどり、日本文化における「聖」と「賎」の深層を探る。

登録情報

  • 新書: 243ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1991/9/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4004301874
  • ISBN-13: 978-4004301875
  • 発売日: 1991/9/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.4 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 オソレ, 2006/7/10
レビュー対象商品: 竹の民俗誌―日本文化の深層を探る (岩波新書) (新書)
生命現象・自然現象――人知を越えた壮絶な混沌――に接したときに生じるオソレの感情が〈聖〉と〈賤〉であり、〈聖〉と〈賤〉はふたつでひとつ、いわば表と裏の関係である。本書を手に取り、「竹」の〈聖〉なる面と〈賤〉なる面について読みすすむうちに、こころのなかで〈聖〉と〈賤〉の区分けが揺らぎ始める。レッテル張りして遠ざけていた、人知を超えた壮絶な混沌のなかにわたしもいるのだ。竹細工をなりわいとする人々の生活や歴史について知れば、もう逃げられない。差別とは何かと考えざるを得ない。姫を手に入れようとした貴族が実在の人物であったこと、帝(天皇)の求婚さえも断り、姫は月に帰ったこと等などを指摘し、民衆のカタルシスとして「竹取物語」を読み解いた論考はさすが。「差別され抑圧されている民衆が文化を産み、支配者はそのウワズミをすくいとっているだけ」という沖浦民俗学のテーゼが「竹」をキーワードにあますところなく展開している。
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29 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 古代民俗と日本人の起源, 2004/9/13
By 
志村真幸 - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 竹の民俗誌―日本文化の深層を探る (岩波新書) (新書)
 竹の民俗誌とはいうものの、工芸や生活史を語るものではなく、日本民族の起源へと迫る古代史の本。大和朝廷と隼人が中心であり、『竹取物語』なども引き合いに出されている。隼人などの南島系民族は大和朝廷によって滅ぼされ、抑圧されてきたというのが著者の立場であり、その証拠が竹に見出されると主張される。

 南島系文化と竹とが組み合わされ、神話や記紀に、その残滓を探っていくのだが、こじつけ・牽強付会としか思えない部分も多い。南島系海洋民族の復権を焦るあまり、筆が滑りすぎている点も見受けられる。
 聖と賤の対比など興味深い箇所もあるが、全体としては「誤った歴史観」という印象を拭い去れない。

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