内容紹介
アジアの人々の生活の全域に深く浸透する竹は、とくにわが国では数寄屋や茶室建築の補助材として効果的に用いられている。その材質と美学を多角的に追求する。
著者について
(※筆者紹介は本書初版発行時のものです)
●中村 昌生 なかむら・しょうせい
京都工芸繊維大学教授(日本建築)。同大学付属美術工芸資料館長。工学博士。主な著書『茶室の研究』(墨木書房)、『茶匠と建築』(
、鹿島出版会)、『数奇屋建築集成』(全九巻、小学館)、『茶苑の意匠』(毎日新聞社)など。近著に『数奇の工匠』(淡文社)がある。財団法人京都伝統建築技術協会常務理事、京都府木造住宅推進協議会長としても伝統的木造建築技術の継承と発展につとめる。1927年、愛知県生まれ。
●中尾佐助 なかお・さすけ
大阪府立大学名誉教授(栽培植物学)。主な著書に『秘教ブータン』(毎日新聞社、のち社会思想社)、『栽培植物と農耕の起源』(<岩波新書>、岩波書店)、『照葉樹林文化』『続照葉樹林文化』(上山春平編、<中公新書>、中央公論社)、『現代文明ふたつの源流』(<朝日選書>、朝日新聞社)など。近著に、『花と木の文化史』(<岩波新書>)。1960年に、「エッセイスト・クラブ賞」を、1962年に「なにわ賞」を受賞。1916年、愛知県生まれ。京都在住。
●横山正 よこやま・ただし
東京大学助教授(空間様式史)。工学博士。主な著書に『透視画法の眼』(相模書房)、訳書に『ヴィアトールの透視図法1505』、主な著書に『数奇屋』(毎日新聞社)、『現代和風建築集』(全七巻、講談社)など。目下はとくに庭園を研究。1939年、岐阜市生まれ。
●日向進 ひゅうが・すすむ
京都工芸繊維大学助教授(建築史)。工学博士。主な著作に『近世京都町屋の形成と展開に関する史的研究』(私家版)、『近世建築の生産組織と技術』(中央公論美術出版)など。京都に典型的な町屋などの考察を通じて都市的環境の生成を探る。1947年、舞鶴市生まれ。
●内村悦三 うちむら・えつぞう
農林水産省林業試験場海外調査科長。学生時代よりタケの生理・生態学的研究を続け、その関連論文や報告や百数十篇。主な著書に『クヌギの造林』(熊本県)、『森―そのしくみとはたらき』(共立出版)、『特用樹種の仕立て方と流通』(林業改良普及協会)、『肥料ハンドブック』(創大)など。1932年。京都市生まれ。
●川島宙次 かわしま・ちゅうじ
民俗研究家。日本民俗建築学会理事。一級建築士。著書に『民家の旅』(人物往来社)、『滅びゆく民家』(全三巻、主婦と生活社)、『日本の民家』(講談社)、『民家の画帖』(相模書房)、『MINKA』(英文、講談社インターナショナル)など。1912年、東京生まれ。大阪在住。