かつて雑誌編集者であった著者が、週刊誌の連載を通じて知り合った、競馬を愛する文化人との交流を中心に書かれた本です。
山口瞳、寺山修司、色川武大など、競馬好きでその周辺を読んだことのある人にはお馴染みの懐かしの面々が登場します。競馬だけでなく、その人となりまで筆は及び、とても興味深く読むことができました。ただし、私は20年以上競馬を見ているので、出てくる名前は(人も馬も)ほとんど知っていましたが、今の若い人たちにもなじみのある名前であるかどうかは分りませんので、本書の印象は人により異なるかもしれません。
本書の最後半では、競馬関連お勧め本や著者の馬券術について触れられていますが、これも結構参考になります。
競馬の魅力がコンパクトにまとまっていて、競馬入門として読んでもいいと思います。