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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
タイム派なら一度は読むべき,
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レビュー対象商品: 競馬の記号学 速度理論・数量化理論 分析編 (単行本)
HRPTV5Cさんは馬券よりも数量解析の方に重点を置かれてます。本書は競馬を速度というひとつのモノサシで、色々な解析をした集大成といえます。 他の方が競馬という観点だけでレビューをされてますが、本書はあくまでも数値を 通してみた競馬であり、一般的な競馬における諸事情を廃したものです。 本文中で、いくつもの要素を組み合わせた分析が出てきますが、基本となっているのは 数量化理論により、比較要素以外の背景を除外しているということです。つまり、騎手に よる速度への影響を調べるには、馬場や調教師、コース、距離などの背景を消した上で 評価しなければならないと言うことです。この部分が難しいため、数量解析結果と実感 が乖離しているものもあります。 理論的に難しいため馬券に活かすことは難しいでしょうが、タイム理論を含めてロジック を考えるときにはいろいろ参考になります。
7 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
競馬が好きですか,
By ガルーダ (埼玉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 競馬の記号学 速度理論・数量化理論 分析編 (単行本)
分析が甘いと思います。たとえば外国人騎手が乗った馬が、道中もゴール前も高い速度を示したことについて、作者は、外国人騎手の能力の高さをその理由としています。日本に来ている外国人騎手の能力が一般的に高いことは常識的に考えても間違いはないでしょう。しかしそれだけが理由にはなりません。外国人騎手が能力の低い馬に乗る機会は、日本人騎手に比べ非常に少ないということを忘れてはならないと思います。 作者は武豊の「欧州の競馬は戦略性が高い」という言葉を引き合いに出し、外国人騎手の能力の高さをほのめかしますが、戦略性が高い競馬=騎手による様々なしかけが可能な競馬=「スローペース」の競馬=欧州の競馬という意味で言っているのは明らかです。ですから、外国人騎手の「道中の速度が速い」ことと武豊の言葉は無関係です。 また作者は「馬に固定された脚質はなく騎手と調教師が決める」といいます。しかしこの作者はサイレンススズカやタップダンスシチーを知っているのでしょうか。中舘騎手についても、乗る馬乗る馬、彼がいつも先行策で乗るから、彼の道中の速度が速くなるのではなく、先行策が得意な彼に先行脚質を持った馬が集まるのです。アストンマーチャンのように。 それに馬の脚質は「速度の変更が出来るかできないかだけ」ではありません。騎手の指示を受けた後、最高速度に達するまでの時間が短い馬は瞬発力がある馬、時間がかかる馬はずぶい馬と呼ばれ、それにあった乗り方をしなければ力は発揮されません。 得意不得意はあるでしょうが、優秀な騎手は、常にその馬が最も力を発揮できる位置で競馬をしようとします。作戦ではなく馬の性質が先にありき、なのです。 作者本人が「10年近く競馬から離れていた」時期があると書いていましたが、騎手の話以外にも、「読者に対して説得力を持ちたいなら読者以上にもっと競馬にのめりこんでください」と思うところがたくさんありました。
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