本書は競馬の世界でも特に奥深い血統についてを分析したものですが、現代のサラブレッドに大きな影響を及ぼしたと思われる8頭の種牡馬によって章立てています。どのようにそれらの種牡馬が出てきたか、そしてその血はどのように引き継がれていっているのか、今後の血統体系はどのようになっていくのかなど、想像するだけでも楽しめ、娯楽としての競馬が、血統学の世界から更に幅広く世界に広がっているということを実感できるでしょう。種牡馬の背景、日本の血脈など、歴史的な部分にも触れていて、馬学としても実に参考となる1冊です。