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競売ナンバー49の叫び (ちくま文庫)
 
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競売ナンバー49の叫び (ちくま文庫) [文庫]

トマス・ピンチョン , 志村 正雄
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「謎の巨匠」の「探偵小説」仕立ての、暗喩に満ちた迷宮世界。ある夏の日の午後、主人公エディパは、大富豪ピアス・インヴェラリティの遺言管理執行人に指名されたことを知る。偽造切手とは?郵便ラッパとは?立ち現われる反体制的なコミュニケーションの方法とその歴史。短編「殺すも生かすもウィーンでは」を併録。暗喩読解のための解注も増補した。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ピンチョン,トマス
1937年5月8日ニューヨーク州ロング・アイランド生まれ

志村 正雄
1929年東京生まれ。東京外国語大学名誉教授、鶴見大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 367ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2010/4/7)
  • ISBN-10: 4480426965
  • ISBN-13: 978-4480426963
  • 発売日: 2010/4/7
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
29 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
買いです。 2010/4/23
形式:文庫
難解というのももちろんありますが、とにかく長いピンチョンの著作にあって、例外的な分量と取っつきやすさを持って鳴る「競売ナンバー49の叫び」です。詳細な「解注」が付されていることもあって、ピンチョン入門にうってつけだと思います。もう20数年前にかのサンリオ文庫で出されたのを読んだのが最初で、当時買ったその文庫には、「解注」で触れられている箇所にマーカーで線が付けられており、それを目にする度に苦戦した大学時代の記憶がよみがえります。ところで、今回、この文庫化で初めて本書を手にされる方は、一見とかく詳細に過ぎるように見える「解注」に面食らうかもしれませんが、実は「解注」は本作の基調や読み方を読者に知らしめ、ピンチョンの世界にソフト・ランディングしてもらおうとの訳者、苦肉の一策であって、後半になるほどに量質ともに収まってきますので、100頁あたりまでは鳴らぬ堪忍で頑張りましょう。僕個人は、まず一度栞を二つ使って本文と「解注」を行きつ戻りつもたもた読んだ後、間を置かずもう一度読むようにしています。二度目は取るに足らない固有名詞の説明などが頭に入っていますのでほとんど「解注」を確かめることもなく、この作品の有する感傷的な部分まで愉しむことができるように思います。また、今回の文庫化はそのサンリオからのものではなく、その後ちくまから出された「殺すも生かすもウィーンでは」を収録した単行本の文庫化であり、訳者によるあとがきでは、サンリオ文庫閉鎖の余波で原稿料が出なかった等の、およそピンチョンの壮大な作品世界に似つかわしくない後日談を知ることもでき笑えるのですが、これもまた、意外に下世話なピンチョンっぽいと言えば言えるかもと変に納得させられもしたのでした。
このレビューは参考になりましたか?
52 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
かつての恋人の遺産を調べる女性主人公が、徐々にアメリカ全土に張り巡らされた、ホモセクシャルや自殺中毒者など非アメリカ的な人々の地下組織を幻視するようになっていく……、という風にストーリーを言葉でまとめられる事自体がピンチョン作品のなかでは稀有な存在です。中編で、サスペンスフルでもあり、ピンチョン作品の導入には最適の作品。ピンチョンお得意の、歴史的逸話をベースにした挿話も大変魅力的です。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By でんど〜 VINE™ メンバー
形式:文庫
難解極まりないと言われるトマス・ピンチョンの作品の中では、比較的取っつきやすいと言われているようです。

でも、すごく難物でした・・・。謎が謎を呼ぶ複雑なストーリー展開。詳細な脚注を見ながらでないと、とても背景の意味を汲み取れません。

それでも、言わんとするメッセージは割とストレートで、「この世は陰謀に支配されているのではないか?」。特にアメリカの社会の「パラノイア」を描こうとするものらしく、確かに、大量破壊兵器があると思い込みイラク戦争をしてしまったり、ケネディ暗殺の政府陰謀説がいつまでたっても消えないことなど、時としてパラノイアとしか思えない世界に入り込むアメリカって言うのは、住んでみて実感として感じるところではあります。

ただ、今から40年以上前の「問題作」なので、その「問題」のありようも、何となく古く感じます。SF小説とも言えるストーリーの飛びっぷりも、突き放したような距離感のある語り口も、今ではちょっと古いです。翻訳のせいなんだろうか・・・。

なお、本作が生まれるきっかけとなったとされるメキシコ(スペイン生まれ)の画家レメディオス・バロのエピソードは、非常に興味そそるものです。女流のシュールリレアリストで、何とも幻想的な作風で、かなりはまりました。トマス・ピンチョンのインスピレーションを大いにかき立てたであろうと、大納得です。
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難解である。
そして、思わせぶりな文章はたくさんある。
切手を偽造する秘密結社の存在。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: バンパー
まさか本書が文庫で読めるとはね!
アメリカ現代文学の重鎮にして、難解・寡作で知られるトマス・ピンチョンの代表作の一つ。... 続きを読む
投稿日: 24か月前 投稿者: 一市民
これはスゴい作品・・・!
トマス・ピンチョンの作品の中で「一番読みやすい」小説がついに文庫化。1966年の作品。... 続きを読む
投稿日: 2010/4/16 投稿者: JurupariJuok@July
買いです。
難解というのももちろんありますが、とにかく長いピンチョンの著作にあって、例外的な分量と取っつきやすさを持って鳴る「競売ナンバー49の叫び」です。表紙に作中重要な意... 続きを読む
投稿日: 2010/3/9 投稿者: yoshioki6
仕組まれた自由に誰も気づかずに…
 本書はThomas Pynchonの小説二点の翻訳、"The Crying of Lot 49 "および
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投稿日: 2008/4/29 投稿者: しゅてんだる
世界が変容する
ピンチョンを読むことは、読書というより体験だ。圧倒的な力によって、60年代アメリカが、ぐんぐん異質なものに変容していく。安っぽいモーテル、ロック、ホームパーティに... 続きを読む
投稿日: 2004/10/3 投稿者: ぺちゃら
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