パーンの竜騎士シリーズで重要な役割を担う、ロビントン師の半生を描きます。
「竜の戦士」「竜の探索」「白い竜」等では、年輪を経た交渉術、知恵を発揮する、賢者として登場するロビントンの生い立ちや青年期は、意外!な点も多く、飽きさせません。
女竪琴師であるメノリが活躍する竪琴師の工舎(シリーズ4〜6巻)と、やや関連があり、読み比べてみると面白いです。
ロビントンの恋や、両親との関わりの件は、深みがありました。また、爽やかな描き方となっています。尚、フーラル、フーノル及びジャクソムの両親も登場します。
ラストは第一巻「竜の戦士」の直前までとなっています。僕は、本作を読んだ後、思わず、そのまま、「竜の戦士」を読んでしまいました。
第一巻の前史としても、興味深い作品です。
派手さはないですが、登場人物の関わりが巧みな秀作です。