化石発見談が中心ではなく, 恐竜化石をめぐっての人々のうねりが面白い小説です.
「日本のとある村から世界最大の恐竜の化石が発見された!」という設定で, この化石をめぐって, たくさんの人たちが動き出します.
この『恐竜』が,村のおばあさんにとっては『竜神さま』であり,これを研究する学生にとっては『学位論文のための素材』であり, ある研究者にとっては『強大なアメリカの象徴』であったりします.
恐竜は, 発見され, 研究され, 展示されるのですが, 恐竜を『悪しき考えの宣伝塔』だと考える者が攻撃をしかけ, 主人公たちに命の危険がせまる・・・.
科学的な話も含まれていながら, ドキドキする小説の要素もしっかりあり, お勧めの一冊です.