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立原正秋
 
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立原正秋 [単行本]

高井 有一
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

韓国人の両親のもと慶尚北道の農村に生れ、国立がんセンターで立原姓を戸籍名として歿するまで、日韓の歴史の狭間で生涯に六つの名前を持たねばならなかった一生。年譜さえも自ら創作せざるを得ないほど、文学と実生活の間で苛烈な自己との闘いを続けた軌跡を描き、全生涯を余すところなく照らし出した画期的評伝。

登録情報

  • 単行本: 289ページ
  • 出版社: 新潮社 (1991/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4103116056
  • ISBN-13: 978-4103116059
  • 発売日: 1991/11
  • 商品の寸法: 19.4 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 524,263位 (本のベストセラーを見る)
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By ネモ トップ100レビュアー
形式:単行本
学生時代の一時期、立原正秋氏の小説がけっこう好きだった時期があった。
純文学的な要素があるが、読み易い。読み易い割に、研ぎ澄まされたような描写がある。そう感じていた。直木賞を受賞しているが、それ以前にも芥川賞と直木賞の候補になっており、文壇での評価が、一様でなかったことを示してる。ただ、当時、立原氏の出自などについては、本書で描かれるようなことがあったとは知らなかった。

本書は、立原氏の友人でもあった著者が、立原氏の死後、その生涯を丹念に調べ、描いたものである。
印象に残るのは、氏が11歳の時に日本に来ていること。その作品に描かれる“日本の美”は、その知識も感性も、11歳以降に身につけたものであり、強く意識して得たものだったのだ。日本人でも、11歳以前にそういった知識を蓄えることはほとんどないが、やはり感性の部分は、幼少期に自然と育まれる場合が多いのではないだろうか。生まれながらの日本人以上に“日本の美”に強くこだわったのは、そういったことが影響していると思わざるを得ない。
壮絶であり、哀しい人生である。
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