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21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
表題のわりには意外と骨太なエッセイが後半に待ち受けている好著,
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レビュー対象商品: 窓際OL トホホな朝ウフフの夜 (単行本)
歌人・斎藤茂吉の孫にして作家・北杜夫の一人娘でもある著者のエッセイ集です。前半3分の2と後半3分の1で筆致ががらりと変わるところは、著者自身「ごった煮よりひどい」と自嘲ぎみに語ってはいるものの、読み終えた私はむしろ「一粒で二度おいしい」という得した気分を味わいました。前半はサントリーの健康食品事業部で男性機能の回復も図れる精力剤「マカ」を扱う日々の中で展開する、抱腹絶倒・痛快無比・大胆“素敵”・マカ不思議なOL生活を綴っています。社内の恥部を一社員がここまで晒すことを許してしまうサントリーという企業の能天気ぶり、いえ失礼、懐の深さはにわかには信じ難いほどです。他社の社員だから無邪気におなかを抱えて読んでいられますが、自社の社員であったなら、ましてや自分の部下であったりしたなら、それは絶対に願い下げだと言いたくなるほど赤裸々な記述に驚くことしきりです。そで(表紙カバーの折り返し部分)には非常に美しい著者近影が掲載されていますが、これほどの美人と内容の臆面のなさとの落差が読んでいて頭の中で結びつかないところがまた可笑しいのです。 一転して後半の「ちいさな心の風景」以降は、斎藤家三代にわたる一族の物語をしっとりとした筆遣いで描き、心に染みるエッセイに仕上がっています。 幼い頃から毎年大晦日に続けてきた父との二人きりの外出を綴った「初めてのデート」は殊に胸に迫るものがありました。そこにあることが当たり前にしか思えなかった何気ない家族の一風景が、時を経て何ものにも替え難い大切な想い出へと姿を変える。それは限りある人生にこっそりと潜んでいる味な部分なのです。 そしてこのエッセイは同時に、親が老いるという残酷なまでに厳しい現実を見せつけてもくれます。著者の娘としての切ない思いが、70歳を超えた父親を持つ私自身の心にも重なってきて、深い溜息をつきながら読んだ一編です。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
がんばりなはれ!,
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レビュー対象商品: 窓際OL トホホな朝ウフフの夜 (単行本)
由香さんの本は2作目の「窓際OL 会社はいつもてんやわんや」から読んで、ずいぶんイケてるエッセイだったので、初出の本に戻って引き続き読んでみました。会社編は、ハチャメチャ、ドタバタ、よくぞここまでネタとして書けたなってゆうほどに、耳をダンボにして、ぶった切ったもんで、トホホという感じ。 それはそれで、いろんな人間模様が描かれてあり、楽しく読み続けましたが、結局は、人のこと、会社の裏話をおかしく書いて、単に傍観しているだけなのかということに気が付いて、ほどほどに関心が薄らぎました。 ところが、後編からは、父を中心とした家庭事情、生い立ちなど、外に向けた発信された前編とはまったくうって変わるものでした。ビックリしました。 いずれも感性高く書かれてあり、タイトルのようにトホホな朝なんでしょうが、後編では、由香さんの内に秘める繊細さがはっきりと浮かんでいました。 そして、間接的にも直接的にも、由香さんと家族が受けたこころの痛みが染みてきてしまい、つらく感じてしまいました。 窓際OLとの兼業、窓際作家の第3作目として、またまたハチャメチャ、ドタバタのエッセイを本当に心から楽しみに期待しています。
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
サントリーに入りたい人必読。,
By いじさま (JPN) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 窓際OL トホホな朝ウフフの夜 (新潮文庫) (文庫)
本人窓際OLと謙遜なさっていますが、文章から判断するに、只者ではない。 薪役員、胃袋部長、H課長などに囲まれて、日々楽しく働いている 雰囲気が伝わってきます。 「マカ」が縁でいろんな有名人やお偉いさんと会食したり、のみに行ったり。 家柄なのか、交友関係も有名な人が多そうです。 表向きの本なので、何割か割り引いたとしても、 サントリーという会社が楽しくて活気のあるところだということは、よーくわかります。
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