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5つ星のうち 3.0
死神によって自分を見つめなおす女性たち,
By すみ (千葉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 窓際の死神(アンクー) (単行本)
窓際に座る、仕事の出来ないさえないおじさんが死神だったら・・・という発想が面白い。ひとつの物語は、恋に破れた女性。想いを告げることも無く、彼は社内の別の女性と婚約してします。いつしか恋敵の死まで願うようになってしまう。 もうひとつの物語は、作家になるという夢に破れた女性。欲しかった賞を社内の別の女性が取り、敗北感を味わった彼女は会社も辞めてしまう。 二人の女性は、死神と出会い、自分をゆっくりと見つめて、自分を思う人たちをゆっくりと思い出して、そしてもう一度自分の足で歩き出す。死神との出会い(?)交流(?)をきっかけにして。 あとがきを読んで初めて知ったのだが、作者は弟さんを若くして事故で亡くしているそうだ。その痛みと、死を身近に感じている若い女性への祈りとで、このような作品になったのかもしれない。 そういえば、わたしがかつて勤めていた会社にも、いたいたそういうおじさん。実はあの人が?なーんて思わせられる。 比較的厳しい評価が多いが、いっそもういくつか作品があったほうがインパクトがあるかも・・・と思う。
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5つ星のうち 2.0
内容はいまいち,
By ゆこりん (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 窓際の死神(アンクー) (単行本)
誰でも、自分や他人の死について考えるときがある。なぜ生きていくのか悩んでみたり、死を願うほど他人を憎んでみたり。そんな気持ちのとき死神が現れたら?この作品に登場する多美や麦穂は、ほかの人には見えない死神を見ることで、「生」というものをまっすぐに見つめようとする気持ちを持った。死神は人に、「生きる」ということを改めて考えさせる存在なのかもしれない。テーマは面白いと思うが内容的にはいまいちで、心に響くものがなかった。
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5つ星のうち 4.0
フツーのサラリーマンの死神とフツーの女性の物語,
By まこてつママ (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 窓際の死神(アンクー) (単行本)
会えば自分または自分の大事な人が死ぬと言われる死神(アンクー)。しかしこの作品では、「窓際」サラリーマンに化けて登場する。お話は二つに分かれていて、前半は片思いに苦しむ女性の物語。後半は作家になりたい女性の物語。 二人の女性はどちらも願いが叶わず、嫉妬のあげく、ライバルの死すら妄想してしまう。どこにでもいるような女性の、誰でも持っていそうな妬み。このすき間に、するりと死神は入ってくる。しかし、彼は脅すでも、怖がらせるでもなく、優しく彼女たちを導く。 まとまっているが、柴田作品にしてはちょっとパンチが少ない。ちょっと宮部みゆき調だった。
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